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7月公開「フェラーリ」予告編。レースシーン初解禁
2024年6月5日 08:00
7月5日に全国公開される映画「フェラーリ」より、レースシーンを含む予告編と情熱と狂気を併せ持つエンツォ・フェラーリの二面性を思わせるポスタービジュアルが公開された。
元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。本作では1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。
エンツォを演じるのはアダム・ドライバー、監督はマイケル・マン。構想30年、マン監督のキャリア最大の野心作で、「壮大で濃密なドラマ(ギレルモ・デル・トロ)」、「名優たちの競演(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)」、「傑作(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)」と世界の名匠たちからも激賞を浴びている。配給はキノフィルムズ。
解禁された予告編は、唸るV8エンジンを自らの手でチェックしながら「私の車に乗るなら必ず勝て」と語るエンツォの冷徹なプロフェッショナル性と圧倒的なカリスマ性が垣間見えるシーンからスタート。
しかし、その裏では愛息ディーノの死、妻ラウラとの崩壊寸前の夫婦生活の裏で秘かに愛し合っていた女性リナとの二重生活、さらにフェラーリ社は、破産寸前、買収の危機に瀕しており、F1の“帝王”と呼ばれたエンツォの知られざる悲劇と闇が明らかに。
エンツォが起死回生を賭け挑むイタリア全土1,000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」のレースシーンも解禁。美しいフォルムのフェラーリがイタリアの田園風景を疾走するシーンや、せわしない街中でデッドヒートを繰り広げる手に汗握る場面、そして炎に突っ込む命を懸けたレーサーの姿まで収められており、オペラのごときドラマを打ち破る迫力のカーレースシーンにも期待が高まる。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、情熱と狂気を併せ持つエンツォの二面性を思わせる表情とフェラーリ315S、335Sが地を切り裂くように疾走する姿が映し出されている。