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アップル、デザイン刷新した「iPhone 17 Pro/Pro Max」。シリーズ初のユニボディ構造

「iPhone 17 Pro」コズミックオレンジ

アップルは9月10日、デザインを刷新し、シリーズ初のユニボディ構造を採用した「iPhone 17 Pro/Pro Max」を発表した。9月19日発売で、12日21時より予約を受け付ける。価格はiPhone 17 Proの256GBで179,800円から、iPhone 17 Pro Max1の256GBモデルで194,800円から。カラーはシルバー、コズミックオレンジ、ディープブルー。


    iPhone 17 Pro
  • 256GB 179,800円
  • 512GB 214,800円
  • 1TB 249,800円

    iPhone 17 Pro Max
  • 256GB 194,800円
  • 512GB 229,800円
  • 1TB 264,800円
  • 2TB 329,800円

軽量な航空宇宙グレードのアルミニウムを削り出したユニボディ構造を採用。脱イオン水を密封したベイパーチェンバーも備え、「iPhone史上最高の熱効率」を実現したという。

本体背面上部が盛り上がった構造を採用した

本体デザインも見直され、カメラなどがある背面上部が盛り上がった構造を採用。この凸部に3眼カメラや基板を盛り込むことで、バッテリー搭載スペースを広げたという。アンテナも凸部に盛り込まれている。

ディスプレイサイズはiPhone 17 Proが6.3型、iPhone 17 Pro Maxが6.9型で、どちらも有機EL(OLED)ディスプレイを採用。解像度はiPhone 17 Proが2,622×1,206ドット/460ppi、iPhone 17 Pro Maxが2,868×1,320ドット/460ppi。

どちらも常時表示ディスプレイで、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応したProMotionテクノロジーを採用。屋外ピーク輝度3,000nitsを実現している。

ディスプレイのガラスには、従来モデル比で3倍の耐擦傷性を持つという「Ceramic Shield 2」を採用。背面には前モデルの背面ガラス比で4倍の耐亀裂性能があるという「Ceramic Shield」を採用している。

背面カメラは3眼仕様で、すべて4,800万画素の「48MP Pro Fusionカメラシステム」を採用。構成は、焦点距離24/48mmの「48MP Fusionメイン」、焦点距離13mmの「48MP Fusion超広角カメラ」、焦点距離100/200mmの「48MP Fusion望遠カメラ」。

8倍テレフォトの作例

iPhone史上最高の8倍望遠に対応。最大200mmの焦点距離になる望遠機能で、次世代のテトラプリズムデザインと従来モデルから56%大型化したセンサーによって実現したとのこと。

フロントカメラも大きく進化した。センサーが正方形になった1,800万画素の「18MPセンターフレームフロントカメラ」で、タップするだけで視野角を広げたり、iPhoneを縦持ちしたまま、横向きセルフィーが可能。被写体を認識して自動で画角が広がるため、グループ写真でも全員を自動でフレームに収められる。

ビデオ撮影では、前後のカメラで同時に撮影する「デュアルキャプチャビデオ」を新搭載。背面カメラで周りの風景を撮影しつつ、フロントカメラで自身の姿を同時に撮影できる。そのほかフロントカメラでも「手ぶれ超補正ビデオ」が利用可能となり、最大4K/60pのDolby Visionで滑らかなビデオを撮影できる。

プロ向けの機能として、動画撮影フォーマットの「ProRes RAW」での撮影に対応したほか、複数の映像を正確に同期できる「Genlock」にも対応した。

搭載チップは新開発の「A19 Pro」で、2基の高性能コアと4基の高効率コアを搭載した6コアCPU、Neural Acceleratorを搭載した6コアGPU、16コアNeural Engineを搭載した。特にGPUではそれぞれのコアにNeural Acceleratorを内蔵したため「ローカルAIモデルを動かす時でもかつてないほどパワフル」だという。

また、高いパフォーマンスを発揮しながらも、自社設計のベイパーチェンバーとアルミニウムユニボディ構造を採用したことで、熱を効率体に分散。ハイスペックなゲームを長時間プレイしても、快適に手で持てるという。

バッテリー駆動時間は、iPhone 17 Proでビデオ再生が最大33時間、iPhone 17 Pro Maxで同39時間。20分で最大50%充電できる高速充電にも対応している。最大25WのMagSafeワイヤレス充電、Qi2ワイヤレス充電も利用できる。充電ポートはUSB-C。

新たにアップルが開発した「N1ワイヤレスネットワークチップ」を搭載し、2x2 MIMO対応Wi-Fi 7とBluetooth 6.0、Threadに対応。また、両モデルともデュアルeSIM仕様で、物理SIMカードには非対応。eSIMは8つ以上保存でき、そのうちふたつをアクティブにできる。

引き続き、カメラコントロールやアクションボタンなどを搭載。USB-C充電ケーブル(1m)が付属する。

専用アクセサリーとして、マルチカラーの糸を使用した独自のテクニカルウーブン生地を採用した「テックウーブンケース」や「シリコーンケース」、iPhone 17 Proシリーズをハンズフリーで持ち歩ける「クロスボディストラップ」なども発売する。

テックウーブンケースを組み合わせたところ
シリコーンケースを組み合わせたところ
クロスボディストラップを組み合わせたところ