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ESS、スマホ向けのDSD対応SoC「ES9218」。クアッドDACやヘッドフォンアンプ内蔵

 ESS Technologyは米国時間の16日、スマートフォンなどのモバイル向けDAC新製品として、384kHz/32bit PCMやDSD 512に対応した「ES9218 SABRE HiFi System-On-Chip(SOC)」を発表した。

 ハイエンドのSABREシリーズ新製品で、32bit DACとヘッドフォンアンプ、アナログボリュームコントロール(AVC)などを統合。「ES9038PRO」などのSABRE PRO DACシリーズにも搭載している独自技術の「HyperStream II」によりノイズ低減や低歪みなどを追求している。モバイル機器でのFLACやApple Lossless(ALAC)、AIFF、WAV、DSDのハイレゾ音源再生などを可能にする。

 内部で2chパラレル接続されたクアッドDACにより、ダイナミックレンジ124dBと、高調波歪み+ノイズ(THD+N)-112dBを実現したほか、内蔵するアナログボリュームにより、低ボリュームでも130dBの高いSNを可能としている。プログラマブルなFIRフィルタを備え、8つのプリセットを用意する。

 また、出力2Vrmのヘッドフォンアンプを備え、プロ向けなどのハイインピーダンスのヘッドフォンもドライブできるという。

 モバイル向けの省電力機能として、内蔵する出力スイッチにより、通話音声など高音質ではない音源の場合はES9218をバイパスすることも可能。パッケージは40ピンのCSP/QFN。