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EIZO、コントラスト100万:1の4K/HDR液晶「CG3145」は12月18日発売。直販285万円

 EIZOは、輝度1,000cdm2、コントラスト100万:1の映像制作市場向け31.1型 4K/HDR液晶ディスプレイ「ColorEdge PROMINENCE(プロミネンス) CG3145」の発売日を12月18日に決定した。価格はオープンプライスで、直販価格は285万円。11月15日~17日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2017」にも展示される。

ColorEdge PROMINENCE CG3145

 映像制作市場向けの4K/HDR対応リファレンスディスプレイで、DCI規格の4,096×2,160ドットのパネルを採用。液晶モニターで世界初となる100万:1の高コントラストや、1,000cd/m2の高輝度が特徴。特にHDR映像制作の最終色調整(カラーグレーディング)での利用を想定し、HDRコンテンツ評価に必要な高輝度、高コントラスト、入出力特性(ガンマ)に対応する。4月のNAB Show 2017で発表され、12月発売予定としていた。

 HDR方式は、PQとHybrid Log Gammma(HLG)に対応。新型のIPS液晶パネルと、専用の高輝度バックライトユニットの組み合わせにより、明暗比の大きい部分の輪郭がにじむハロー現象を抑え、HDR映像のカラーグレーディング作業において正しい色評価が行なえるとする。10bit入力に対応し、24bit内部演算処理によって、HDR映像をより高い精度で再現可能としている。

 入力端子はDisplayPortとHDMIが各2系統で、いずれもDCI 4K/60p入力に対応。DisplayPortは50/60p 4:4:4、HDMIは50/60p 4:2:2までサポートする。専用調整ソフトウェアの「ColorNavigator NX」による、ハードウェアキャリブレーションにも対応する。

 ワンタッチで着脱できるマグネット式遮光フードが付属。背面に持ち運び用のハンドルを備える。スタンドは116mmの昇降が可能。344度のスイーベルにも対応する。100mmピッチのVESAマウントもサポートする。

 消費電力は最大472W、標準267W。スタンドやフードを含む外形寸法と重量は、778×453.8×497~613mm(幅×奥行き×高さ)、約30.1kg。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルも付属する。