ニュース
大画面化した「Apple Watch Series 4」。ユーザーの転倒検知し緊急電話
2018年9月13日 05:15
アップルは13日、新しいスマートウォッチ「Apple Watch Series 4」を発表した。9月14日に予約受付を開始、9月21日に発売する。GPSモデルの価格は40mmケースが45,800円から、44mmは48,800円から。各モデルに40mmと44mmの2サイズを用意する。NikeやHermèsとのコラボモデルや、GPS + CELLULARモデルもラインナップする。
これまでのデザインを継承しながら、ディスプレイを30%以上大きくし、それでいて筐体は薄くなった。コーナーのカーブにディスプレイも沿っており、画面の最端部まで画像を表示でき、Multi-Touchも最端部まで使える。バッテリ駆動時間も妥協しておらず、1回の充電で最大18時間動作する。インターフェイスも新しくなり、多彩な情報が詳しく表示されるようになった。OSはWatchOS 5を搭載する。
Digital Crownも刷新。新たに触覚的な反応が追加され、スクロールするとクリック感が伝わるようになっている。
50mまでの耐水性能も備え、プールなどでも利用可能。Digital Crownを回すと、音の勢いを使ってスピーカーから水を排出する。
光学式心拍センサーも搭載。心拍数が基準値を10分間下回ると、心拍数が低いことを通知する。
新たな「S4」チップを搭載。カスタム64bitデュアルコアプロセッサを採用しているが、単なるプロセッサではなく、システム全体が1つの部品上に構築された、System in Package(SiP)になっている。
Siriや通話性能も進化。反響を低減してクリアな音声で通話できるよう、マイクを配置。スピーカーもよりパワフルになっている。
新しい加速度センサーとジャイロスコープを備え、ユーザーが転倒したことを検知。転倒事故と判断し、アラートを表示、緊急通報サービスに簡単な方法で電話をかけたり、その状態で60秒経過してもユーザーからの反応がない場合、緊急電話を自動的に発信するといった機能も搭載する。
スポーツ向けの機能も豊富に用意。日々の体の動きをムーブ、エクササイズ、スタンドの3つのシンプルな指標で表示。この3つがアクティビティリングを構成し、そのリングを毎日完成させる事をモチベーションに運動ができる。
ランニングから、ヨガ、水泳まで、トレーニングの目標設定や、消費カロリーの測定も可能。GPS + CELLULARモデルでは、単体で電話をかけることも可能。
Apple Musicのストリーミング再生、Siriも利用可能。Apple Payを使い、Suicaやクレジットカードを登録、コンビニなどでの支払いにも利用できる。