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「ドルビーシネマ」が詳しくわかる、「JASジャーナル」'19年9月号無料公開

日本オーディオ協会は、オーディオビジュアル関連のニュースや新技術、各種イベントのレポート、協会会員による投稿などを掲載した「JASジャーナル」の2019年9月号(Vol.59 No.5)を公開。「ドルビーシネマ紹介」や、8月に台北で開催された「台湾Hi-End Audioショー」訪問記などが掲載されている。協会のWebサイトに掲載されており、無料で楽しめる。PDFの一括版も公開している。

ドルビーシネマのイメージ

Dolby Japanの大沢幸弘社長による「ドルビーシネマ紹介」では、最新のシネマフォーマットである「ドルビーシネマ」のコンセプトや技術を紹介。音響システムに、立体音響技術のDolby Atmos、映像にはHDRの技術であるDolby Visionを採用している事、それらの効果を最大限に発揮するために、劇場デザイン・環境の細かい点にまで気配りしている事を解説。

Atmosではスピーカーの配置、映画館用のDolby Visionは最高輝度を108nitとし、Dolby Vision用レーザープロジェクターは、100万:1のコントラスト比を実現する設計になっている事など、細かな仕様も紹介。座席配置に関する必要要件も仕様化され、垂直・水平視野角を考慮したレイアウトで、どの座席からでも等しく最高の作品体験ができるように工夫している事などがわかる。

「JASジャーナル」2019年9月号(Vol.59 No.5)

「台湾Hi-End Audioショー」訪問記では、各ブースの出典の様子に加え、日本オーディオ協会が開催しているイベント「OTOTEN」との違いとして、300元(前売り200元)、日本円にして1,000円ほどの入場料を取っている事。また、ジャズやクラシックなど16曲を収めたCDがもらえ、いくつかの部屋ではワインの試飲ができるなど「欧州での展示会を思い出させる」など、イベント全体の特徴や雰囲気もレポートしている。

さらに、小川理子会長による連載「私とオーディオの出会い」Vol.8も掲載されている。