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Amazon Fire TVにライブ番組まとめた新機能。2週間分の番組表も
2020年9月10日 13:01
Amazonは10日、Amazon Fire TVシリーズに新機能「ライブ」タブを追加。ABEMA、Hulu、Twitchなど、対応するサービスでライブ配信されているコンテンツが、各サービスのアプリを起動しなくても一覧でチェックでき、コンテンツにダイレクトにアクセスできる。2週間分の番組表も閲覧可能。
「ライブ」タブのスタート時に対応するサービスは、ABEMA、Hulu、レッドブルTV、Amazon Prime Videoチャンネル、Twitch。9月~10月にはDAZNも対応予定。その後も、順次対応サービスは増加するという。
今までは、各アプリを立ち上げ、アプリの中でライブ配信されている番組を表示するカタチだったが、ライブタブでは、各サービスでライブ配信されているコンテンツが一元的に閲覧でき、素早くアクセスできる。
ライブタブ画面の一番上の横ラインには、現在ライブ放送中のチャンネルが並び、チャンネルにカーソルを合わせると、画面の右上に、ライブ放送されている映像がプレビュー表示される。実際にコンテンツにアクセスしなくても、どのようなライブ放送が行なわれているのかが確認できる。
ライブスポーツの横ラインには、格闘チャンネル、ジャイアンツLIVEストリーム、ABEMAのSPORTSチャンネルなど、各サービスが「ライブスポーツ」だとカテゴリ設定した番組が並ぶ。
なお、これらライブタブ画面に並ぶコンテンツは、視聴契約しているサービスのみ。無料配信しているコンテンツの場合でも、サービスのアプリをダウンロードしないとライブタブには表示されない。
ABEMA、Hulu、Amazon Prime Videoチャンネルなど、各サービス単独の横ライン表示もある。
ライブ配信中の番組サムネイルには、赤い再生位置バーが表示されており、その番組のライブ配信がどのくらいまで進んでいるかを確認できる。
番組表画面「チャンネルガイド」では、視聴権利のあるチャンネルの2週間分の配信予定を表示。番組をお気に入りに登録すると、その番組を上の方に表示する事もできる。なお、視聴予約機能は無い。
Amazonの橘宏至氏は、「ライブタブ機能は、アメリカでは2019年7月から対応している。米国ではケーブルテレビのコンテンツもFire TVにまとめられるようになっているが、ライブタブの開始後、ホーム画面を利用される時間が、平均で2倍になるなど、大きな効果があった。日本でもより多くのコンテンツが揃う事で、皆さんに楽しんでもらえることを期待している」と語る。
AbemaTV「ABEMA」開発本部長の長瀬慶重氏は「ABEMAでは2016年の本開局以降、どんなシーンでも快適な視聴体験を届けられるようデバイス拡充を強化してまいりました。Fire TVの新たなタブ、ライブを通して、番組をご覧いただける機会が増えることを嬉しく思うとともに、ABEMAがより生活の中に深く浸透したサービスになることを期待しております」とコメント。
DAZN Japan Investmentのマーティン・ジョーンズExecutive Vice Presidentは、「スポーツの醍醐味は大画面で見ることにあります。日本含む、世界のリビングにそれをお届けできるようになりましたが、どのようなデバイスがリビングで使われているか分析すると、Fire TVシリーズが多く利用されている事がわかります。新しいタブ機能により、スポーツのライブコンテンツに、ファンのみなさまがさらに簡単に、より速くアクセスできるようになると信じております」と言う。
また、HJホールディングスの於保浩之代表取締役社長は、「Fire TVはHulu ユーザーに広く利用されています。Amazonのライブの機能に対応することで、弊社が力を入れている Live TVをより多くの方に観て頂けることを期待しております。また Hulu はリビングルームでの視聴が増えており、今後もFire TVを通して家族で映像を楽しめる機会をご提供できればと思います」と、コメントを寄せている。