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カロッツェリア、足元設置でも邪魔にならない業界最小車載サブウーファ
2020年10月8日 18:00
パイオニアは、カロッツェリアブランドから助手席の足元に設置する業界最小サイズのパワードサブウーファー「TS-WX010A」を11月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,000円前後。
一般的なフロントスピーカーでは再生が難しい80Hz以下の低音を補完するサブウーファー。従来のサブウーファーが生み出す重低音ではなく、低音の補強を行なう新発想の「BASS SOUND CREATOR(ベースサウンドクリエイター)」と位置づけており、「ビート感のある歯切れの良い低音をプラスすることで楽曲全体に高揚感をもたらす」としている。
高剛性の11×5cmトラック型アルミニウム振動板を搭載し、振動板にかかる背圧が大きくなる少容積キャビネットでも変形することのない正確なストロークを実現したという。アンプ基板は4層構造で、一般的な2層構造サブウーファーと比べて、基板を約45%小型化。基板内部の電源を太くすることで、クラスを超えたハイパワーを実現している。
助手席の足元に設置することで得られるコーナー音響効果を最大限に利用し、小型サイズでありながら量感ある低音再生を実現。サブウーファーを下向きに設置して、低音を効率よく反射させる「ダウンファイヤリング方式」を採用している。
TS-WX010Aが生み出す低音は、車載フロントスピーカーの音がスムーズにつながるため、自然な前方定位を得られ、「フルレンジ再生のような一体感ある豊かな音場を実現する」とのこと。メーカー純正フロントスピーカーと組み合わせても、量感ある音を楽しめるという。
公式サイトでは、TS-WX010Aを追加した際に、音場がどう変化するのかを体験できるコンテンツも用意されている。
外形寸法は230×116×70mm(幅×奥行き×高さ)。設置スペースに応じて縦置き、横置きを選択できる。自動車のバッテリーではなく、オーディオから電源を取れる省電力設計で、ワイヤードリモコンもないため、「D.I.Y.で楽しみながら」取り付けることもできるとのこと。本体は防滴仕様で濡れた靴や傘が触れても心配ないという。
瞬間最大出力は160W。再生周波数帯域は20Hz~20kHzで、出力音圧レベルは98dB。ローパスフィルターは50Hz~1.25kHz(-12dB/oct)。本体背面には位相切換えスイッチや、ローパスフィルター、ゲインコントロール、入力切換えスイッチなどを備える。
重さは付属品を含めて1.51kg。コード長は付属のスピーカーライン入力コード、電源コードともに2.5m。