ニュース

「Apex」でトレーニング!? F1に挑む角田。DAZN年間パス

スクーデリア・アルファタウリからF1に参戦する角田裕毅
(c)Peter Fox/Getty Images/Red Bull Content Pool

3月17日、2021年のF1にスクーデリア・アルファタウリから参戦する角田裕毅がオンライン記者会見に登場し、3月26日に開幕が迫る2021年シーズンへの抱負を語った。またオフには人気FPSゲーム「Apex Legends」をプレイするという一面も明かした。

2021年のF1は3月26~28日に行なわれる第1戦バーレーンGPで開幕を迎え、12月10~12日の最終戦アブダビGPまでの史上最多全23戦で争われる。その模様は角田がアンバサダーを務めるDAZNや、CS放送のフジテレビNEXTなどで配信/放送される。

プレシーズンテストで角田が走らせたアルファタウリF1マシン「AT02」
(c)Clive Mason/Getty Images/Red Bull Content Pool

弱冠20歳の角田は、そんな'21年シーズンに7年ぶりの日本人F1ドライバーとして、ホンダ製パワーユニットを使用するアルファタウリから参戦。3月12~14日に開幕の地、バーレーンで行なわれたプレシーズンテストでは、アルファタウリの2021年型F1マシン「AT02」をドライブし、テスト最終日にトップと0.093秒差の2番手タイムを記録して速さをみせた。

「(テスト)最終日は問題なく走ることができ、(マシンの)セットアップに集中できました。スムーズな1日でした」と角田。

「1~2日目はアダプト(適応)することを目的にしていましたが、1日目は燃料タンク系の問題が出て37周しか走れず、2日目も毎スティント、なにかしらの問題が出ていました。3日目は問題なく、レースシミュレーションと予選シミュレーションができました。車の感触は悪くありません。テストではありますけどトップ3に入ることができて嬉しいです。自信にもつながります」

26日に迫ったシーズン初戦に向けては「特に目標はない。ポイントを獲得できれば」と語った角田だが、「自分が持っているパフォーマンスをすべて出しきってガンガン攻めていきたい」と闘争心ものぞかせた。

「今年の目標はできるだけポイントを取ること。もちろん優勝もしたいですけど、シーズン序盤から中盤まではミスを恐れず攻めていって、中盤以降はそれまでのミスから学んでアダプトしていきたい」

「7年ぶりの日本人ドライバーとして、レースに参戦します。思い切ってアグレッシブに攻めて走りますので、応援をよろしくお願いいたします。日本人として誇れるようなドライビングをしていきたいと思います」

ちなみに角田は現在、アルファタウリの姉妹チーム、レッドブル・レーシングが拠点を構えるイギリス・ミルトンキーンズに在住。チームのシミュレーターなどでトレーニングを重ねながら、オフ時間には日本の友人とゲームを楽しんでいるという。

オンライン記者会見に登場した角田裕毅

「イギリスもロックダウン中で、外に出ることができません。なので日本の友達とゲームばかりしています。あとはトレーニングの日々です」

「ゲームはApex Legendsを遊んでいます。自分の性格が結構出てしまうんです。例えばレースでも予選でタイムアタックしているタイミングでミスをしてしまったり、前にライバルの車が出てきてアタックに失敗してしまうと熱くなって無線で叫んでしまう」

「ゲームでも同じで、相手に負けると熱くなって叫んでしまう。コントローラーもすぐ投げちゃうので……。トレーニングというわけではないですけど、そういうところも抑えられるように日々の生活から気をつけています」

角田&アルファタウリのDAZN年間視聴パス、17日発売

角田裕毅はDAZNアンバサダーも務める
(c)Dan Istitene/Getty Images/Red Bull Content Pool

角田がアンバサダーを務め、彼を起用するアルファタウリとオフィシャルパートナーシップを結んだDAZNは今年もF1全戦、全セッションをライブ配信。さらに角田やチーム代表のフランツ・トストなどの独占インタビューといったオリジナルコンテンツを多数配信する。

4情報を1画面で確認できる「F1 ZONE」

DAZNではおなじみの、各グランプリの予選、決勝をメインフィード、オンボードカメラ、タイムフィード、ドライバートラッカーの4情報を1画面に表示する「F1 ZONE」や生中継に映らなかった未公開映像を交えながら各レースをふり返る「F1 LAB」といったオリジナルコンテンツも継続配信。

オリジナルデザインの年間視聴パス

またアルファタウリの'21年型マシンと角田が描かれたオリジナルデザインの年間視聴パスも3月17日に発売する。価格は19,250円。年間視聴パスにはF1オフィシャルグッズストア「EURO SPORTS」で使用できる1,000円分のクーポンと、豪華賞品が当たる月間プレゼントキャンペーンの2大特典が付与される。

新番組「WEDNESDAY F1 TIME」の配信も決まっている

さらにF1ファンはもちろん、F1に興味はあるもののどこに注目すればいいのか分からない人に見どころや結果などを伝える新番組「WEDNESDAY F1 TIME」も配信。レース前の水曜日にはコース紹介・各コーナーの攻略法をまじえたレースプレビューを、レース後の水曜日には角田がふり返るレースプレイバックを放送する。

番組MCはF1中継実況も担当するサッシャと解説を務める元F1ドライバーの中野信治で、毎回ゲストを迎えてトークを繰り広げる。初回配信は3月24日で、ゲストには俳優の田辺誠一が登場する。

そのほか、角田の過去の独占インタビューや、2020年シーズンのF1をふり返るF1ラボスペシャル、貴重な映像とともに70年に及ぶF1の歴史をふり返る「F1 70周年記念番組 : RACE TO PERFECTION」などのコンテンツも配信している。