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米Sony、“革新をもたらす”車載向けオーディオ「Mobile ES」

「XS-162ES」

米Sony Electronicsは現地時間の5月5日、カーオーディオの新たなスタンダードを提案すると謳う「Mobile ES」のスピーカー、サブウーファーのラインナップを発表した。発表時点では全5種類が用意され、'21年5月中に購入可能となる。

ラインナップの概要とアメリカでの販売価格は次のとおり。

  • XS-162ES:6.5インチ(16cm)2ウェイコンポーネントスピーカー 299.99ドル
  • XS-160ES:6.5インチ(16cm)2ウェイコアキシャルスピーカー 249.99ドル
  • XS-690ES:6×9インチ(16×24cm)2ウェイコアキシャルスピーカー 299.99ドル
  • XS-680ES:6×8インチ(16×20cm)2ウェイコアキシャルスピーカー 249.99ドル
  • XS-W104ES:10インチ(25cm)サブウーファー 219.99ドル

「エンジニア陣が、一切の妥協なしにプレミアムなリスニング体験を届けられるように開発した」という車載スピーカー。「音楽好きのユニークなニーズに応える複数の選択肢を提供すると同時に、車載オーディオ市場に次のレベルの革新をもたらす」という。

「XS-160ES」
「XS-690ES」
「XS-680ES」

XS-162ES、XS-160ES、XS-690ES、XS-680ESのスピーカーシリーズは、MRC(発泡マイカ)アラミドファイバーマトリックスウーファーを採用。低域だけでなく、中高域でも振動板の共振を抑え、歪みを最小限に抑える。その結果、全周波数においてパワフルで、大音量でもクリーンなサウンドを楽しめるという。

ウーファーの周囲にはソニーの独自技術を採用。独特のカーブを描いたノッチが垂直方向における振幅の対称性を高め、歪みを大幅に低減する。ソフトドームツイーターは、40kHzまでの再生周波数帯域を持つ。

フレームは「Five-beam Fram」構造で共振を抑制。ダイナミックエアディフューザーを内蔵し、コーンのスムーズな動作とボイスコイルを冷却するための効率的な空気循環を実現する。

XS-162ESのみフェーズプラグを備え、放熱量の少ない金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサを採用。バイアンプ接続に対応するほか、専用のゲインセレクターも備える。

「XS-W104ES」

XS-W104ESは、MRCハニカムウーファーを採用。スピーカーシリーズと同様に独特のカーブを描いたノッチを採用し歪みを低減、「Five-beam Fram」で共振も抑制する。