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FIIO最上位デスクトップオーディオ「R9」。“モンスター級”ヘッドフォンアンプ内蔵

FIIO「R9」

「秋のヘッドフォン祭2023」が28日に東京駅八重洲北口直結のステーションコンファレンス東京で開催。エミライブースではFIIOの新製品などを展示しており、デスクトップオーディオ「Rシリーズ」の最上位モデル「R9」が日本初公開された。

ディスプレイを備えた縦型筐体で、デジタルオーディオプレーヤー、DAC、ヘッドフォンアンプ、プリアンプ、Bluetooth送受信などを一体化しているのが特徴。PCやヘッドフォンと組み合わせやすいほか、アクティブスピーカーと接続すれば、省スペースでデスクトップオーディオを構築できる。

既に発売されている「R7」が人気モデルとなっているが、参考展示された「R9」はその上位モデルであり、Rシリーズの最上位機種という位置づけ。今冬発売で、日本での価格は未定だが、グローバルプライスは1,499ドルとなっている。

左から「R9」、既発売の「R7」

サイズ的にはR7とほぼ同じだが、筐体にはアルミ合金と鏡面仕上げが施されており、より高級感を高めた。また、音楽とリズムに合わせて変化するダイナミックRGBライトバーも配したデザインになっている。

筐体の片側が鏡面仕上げになっている

ディスプレイもR7よりも狭額縁で、画面サイズが大きくなった。背面にはHDMI入力とHDMI(ARC)端子も用意しており、外部モニターとの接続も容易になった。AndroidベースのOSを採用しており、アプリ追加も可能。

【お詫びと訂正】記事初出時、“Display PortとHDMI端子も用意”と記載しておりましたが、Display Portはありませんでした。お詫びして訂正します。(28日22時)

ディスプレイの大きさに注目。筐体サイズはほぼ同じだが、画面領域がR9の方が大きい
R9の背面。Display PortとHDMI端子も備えている
こちらはR7の背面

音質面では、新たにESS製フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を2基搭載。さらに、FIIOとTHXが共同開発したヘッドフォンアンプ回路「THX AAA-788+」を、FIIO製品として初めて8ch分搭載。「FIIO史上最大のモンスター級ヘッドフォンアンプ部」になっている。

写真では見にくいが、ディスプレイの右横にスリット状にダイナミックRGBライトバーを備えており、写真では青く光っている