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ハイセンス、国内最大116型の4KミニLEDテレビ。約550万円
2025年9月24日 17:27
ハイセンスジャパンは、有機ELテレビに迫る画質を実現したという4KミニLED液晶テレビ「U9R」のバリエーションモデルとして、“世界最大級・国内最大サイズ”を謳う116型の「116U9R」を、9月24日から予約販売する。価格はオープン、市場想定価格は550万円前後。
発表にあわせて、24日には東京・六本木にあるグランドハイアット東京のプレジデンシャル スイートでメディア向けの先行体験会を開催。同社がスポンサードするサッカーJリーグ「サンフレッチェ広島」の大迫敬介、ジャーメイン良の2選手も登場した。
U9Rは、2024年発売「U9N」シリーズの後継機種として発売した2025年最新モデル。ミニLEDバックライトと量子ドットを組み合わせた4K ADS液晶パネル、TVS REGZAと共同開発した映像エンジン「HI-VIEW AIエンジン PRO」などを採用している。
これまでは65型、75型、85型の3サイズ展開だったが、ここに116型「116U9R」を追加する。
広視野角・低反射を実現する「ダイナミックXディスプレイ」を採用。バックライトには新開発の「Mini-LED X」を使用し、光をフォーカスさせることで光漏れ現象を抑える「パワーフォーカスレンズ技術」も統合している。
サウンド面では、最大出力110Wの5.2.2chスピーカーを搭載した。テレビ下部に左右各3基、側面に左右各1基、中央部にサブウーファー4基、上部に上向きのトップスピーカー2基を搭載し、「包みこまれるような臨場感ある迫力音響」を実現した。Dolby Atmos 5.1.2に対応する。
OSはハイセンス独自の「VIDAA OS」で、快適なレスポンスを実現。NetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなど国内外の主要な動画配信サービスアプリがプリインストールされており、ダウンロード不要で使用できる。付属リモコンにはダイレクトボタンを12個備えた。
体験会の冒頭、ハイセンスジャパンの張喜峰代表取締役社長は「(2024年の)国内市場ではハイセンス単独でシェア3位になった。2026年には第2位になることを目標にしている」とコメント。
またハイセンスジャパンの山本一人副社長は「(ラインナップの)大型化を進めています。日本だと55/65型の構成比が高いんですが、75型の構成比を上げたいと考えています。展示店舗数も50店舗から約1,000店舗まで拡大したい」とした。
「選択肢として、今回の116型もあれば100型や85型、75型と(増やしていきたい)。全体の比率を上げていきたいと思っていて、そのなかで“フラッグシップモデルとしての116型”という形になります」
「日本で大画面文化が定着すると、(部屋に大型テレビが)入らない場合にはレーザーTV(単焦点プロジェクター)など、そういったモデルもチャンスがあればやっていきたいなと考えています」
「ハイセンスはローエンドゾーンからスタートしましたが、今はミドルゾーンでもかなり販売できるようになってきました。来年はいよいよハイエンドのところにも、しっかりと売れるモデルを投入していきたいと思っています」
またハイセンスは2026年6月~7月にアメリカ・カナダ・メキシコで行なわれる「FIFAワールドカップ2026」に協賛することも発表。今回のイベントには、スポンサードしているサンフレッチェ広島の選手も登場した。
自身もハイセンスの85型テレビを使っているというジャーメインは「大画面でワールドカップをいろいろな人に観ていただけたら嬉しい」とコメント。大迫も「(116U9Rは)画質がすごいし、音も迫力があって臨場感がありました。パブリックビューイングなどを、(116U9Rのような)大画面でできれば盛り上がるのかなと思います」と語った。