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ソニー、デジタルシネマ技術を幅広いクリエイターへ「Cinema Line」誕生
2020年9月2日 19:25
ソニーは、長年デジタルシネマ制作で培ってきた映像表現のノウハウや最先端のデジタルイメージング技術を生かしながら、幅広いクリエイターに向けた映像制作用カメラの商品群として「Cinema Line」(シネマライン)を発表した。新商品の第一弾として、新たに幅広い映像クリエイターのためのカムコーダーと位置づける「FX6」を開発中。2020年内の発売を予定している。
Cinema Lineは、デジタルシネマ映像制作で培われたルック(映像の色やトーン、シャープネスなど含む映像表現の設定)と、多様なクリエイターの異なる要望に応える高い操作性と信頼性を兼ね備えた商品群になるという。
この商品群には、映画制作業界で高く評価されているデジタルシネマカメラ「VENICE」や、昨冬発売したドキュメンタリーやドラマ制作のためのカムコーダー「FX9」も含まれている。
今後、Cinema Line商品群を、シネマカメラ、プロフェッショナルカムコーダーなど幅広い商品形態で拡充していく予定。
なお、VENICEとFX9は、機能拡張を通じてさらに進化している。VENICEは、2020年11月に最新のファームウェアアップデートVer 6.0を予定。機能拡張の内容は、VENICEのページに記載されている。
FX9のファームウェアアップデートは、2020年10月のVer 2.0に続き、新たに2021年にVer 3.0も予定。Ver 3.0ではさらに使い勝手を向上し使用用途を広げるため、ソニー製カメラをリモートコントロールする「S700PTPプロトコル」への対応や、スーパー16mmレンズの画角に対応するセンタースキャンモード搭載、B4レンズへの対応(専用アダプター別売)などを予定している。