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アップル、手のひらサイズのスマートスピーカー「HomePod mini」。10,800円
2020年10月14日 02:47
アップルは14日、新しい小型スマートスピーカー「HomePod mini」を発表した。価格は10,800円。11月6日から予約が可能で、発売は11月16日の週。カラーはホワイトとスペースグレイの2色。
手のひらサイズのスマートスピーカーだが、音質にこだわり、高出力のフルレンジダイナミックドライバーを本体中央に、下向きに配置。その両脇に、フォースキャンセリング・パッシブラジエーターをペアで配置。そして本体下部、ドライバーの振動板の先に音を360度に拡散するためのリフレクターを装備している。
内部には、処理用にS5チップを搭載。再生する音楽の特性を解析し、音量の最適化やダイナミックレンジの調整を行ない、それに合わせて、ドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムに制御しながら再生する。この処理は1秒間に180回行なわれているという。
上部にはバックライト付きのタッチサーフェスを搭載。触れる事で音楽の再生を制御したり、Siriに呼びかけて様々な指示をする事も可能。
Apple Music、ポッドキャスト、Apple MusicとPodcast、そしてiHeartRadioやradio.com、TuneInなどが再生できるほか、今後数カ月のうちにPandoraやAmazonMusicなどの音楽サービスと連携できるようになるという。
家の中の複数のHomePod miniを連携させたり、2台のHomePod miniを並べてステレオ再生する事も可能。iPhoneで音楽を聴いている時、HomePod miniにiPhoneを近づけるだけで、途切れることなくシームレスに音楽を引き継ぐことが可能。
年末までにはその体験がさらに改良され、デバイスから別のデバイスにサウンドが転送される際に、視覚的、聴覚的、そして触覚的な効果が得られるようになるという。さらに、iPhoneをHomePod miniに近づけるだけで、好みに合わせたリスニング提案が自動的にiPhoneの画面に表示されるようになり、iPhoneのロックを解除せずに、すばやくコントロールできる。
3つのマイクアレイを搭載し、「Hey Siri」を聞き取り、4つ目の内向きのマイクがスピーカーからの音を分離することで、音楽再生時の音声検出を向上させた。
Siriに呼びかけて、今日の天気や予定などを教えてもらえるほか、家族の声の違いも検知。話しかけてきた人に合わせた予定や情報を教えてくれる。ユーザーのプライバシーにも配慮。HomeKit対応アクセサリを超えで制御する事も可能。
新しいインターコム機能により、家の中の1つのHomePodから、別のHomePodに手軽にメッセージを送信する事も可能。「時間だから家を出よう」と、父親が家族それぞれの部屋のHomePodにメッセージを送り、家族がそれに返事を送るといった事も可能。インターコムはiPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、CarPlayでも動作するため、デバイスを問わずにコミュニケーションができる。