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パナソニック、極サラウンドとHD美次元マップ搭載ナビ「ストラーダ」
2021年10月14日 16:00
パナソニック オートモーティブは、新プラットフォームを採用して操作性やレスポンスが高速化したカーナビ「ストラーダ」のスタンダードモデル4機種を、12月中旬から発売する。画面サイズは200mmワイドの「CN-HA01WD」と180mmの「CN-HA01D」の2タイプ。それぞれに特定販路モデルとして「CN-HE01WD」と「CN-HE01D」が用意される。
フルモデルチェンジにより、ニーズが高かったという地図・映像の高画質化に対応。「HD画質モデルのラインアップを普及価格帯まで拡充」した。画面解像度は全モデルとも1,280×720ドット。
地図の解像度を従来比2.4倍に向上させ、高精細でリアルな地図に刷新した「HD美次元マップ」を搭載した。視認性を考慮した配色の新デザインも採用し、文字や道路、自車位置マークも見やすくなった。3D地図でビルが密集して表示される場合でも、自車位置マークのまわりだけを透過することで、現在地を把握しやすくなるなど改善されている。
新CPUの採用で処理能力が大幅に向上しており、ルート探索にかかる時間も従来比で半分以下に短縮され、従来モデルの1ルート探索と同等の時間で5ルート探索が可能になった。起動時間も早まったため、スムーズに出発できるという。また操作レスポンスの高速化を図った「ダイレクトレスポンスII」により、サクサク快適に操作できる心地よさも実現された。
スマートフォン感覚で操作できるモーションコントロールも進化。2点ドラッグの上下で地図の俯瞰度合いを調整し、2Dから3Dへシームレスな切り替えができる。また、円弧を描くような2点ドラッグ操作で地図を回転させ、色々な方位や方角から地図を見ることも可能。
「簡単ツートップメニュー」も進化しており、全機能の一覧からメニュー画面に表示したい機能を設定でき、メニューアイコンをドラッグしてカスタマイズできる。Wi-Fi/テザリング接続時に使える「ボイスサーチ(音声認識)」は従来モデルで必要だったスマートフォンアプリのインストールや設定が省かれ、使いやすさが向上している。
新アルゴリズムの採用で、自車位置の精度も大幅に向上した。1秒間に10会、自車位置を測位し、高速走行時も滑らかに自社位置を表示する。自車位置の正確な測位が困難な駐車場などでも、駐車場の出入り口を学習する新アルゴリズムにより、駐車場から走行車線に戻る際に発生しやすい位置ズレを解消する。
高速道路、一般道、双方の上下判定の精度を高めることで、高架道路と並走する道路(高速道路と一般道、一般道の立体交差道路など)でも自車位置の精度が向上している。
ハイレゾ音源に対応し、高音質で音楽を再生可能。さらにプロのチューニングをボタン一つで楽しめる「音の匠」サウンドモードに、ライブ音楽に最適な「極(KIWAMI)サラウンド」を新搭載。同社家庭用オーディオのサウンド技術を採用し、低域部分の音を仮想再生することで、重低音専用のスピーカーがあるような迫力が楽しめる。
別売の前後2カメラドライブレコーダー(CA-DR03HTD)、リヤビューカメラ(CY-RC500HD)とHD-TVI接続で連携可能。ナビ画面に表示される鮮明なHD解像度の映像で、後方確認や録画映像を確認できる。