ニュース

Acoustune新ブランドMADOO、窓付き「Typ711」。Campfire試作機も

Typ711

「春のヘッドフォン祭2022 mini」が中野サンプラザにおいて、事前登録制で開幕。ここではピクセルが取り扱うAcoustuneとその新ブランドMADOOや、ミックスウェーブが取り扱うCampfire Audio、Unique Melodyのイヤフォンなどを取り上げる。

Acoustune/MADOO

Acoustuneの新ブランドのMADOOからは、ヘッドフォン祭当日の4月29日発売となった第1弾製品「Typ711」を展示。価格は15万円前後。マイクロプラナードライバー3基+BAドライバー2基のハイブリッド構成を採用するため、シングルドライバーを扱うAcoustuneとはブランドを分けたのだという。

ステンレス削り出しのボディに、時計に使われるサファイアガラスを採用した窓と、その奥に見えるエンジンカバーの様なデザインが特徴。窓は、スレンレスのボディと合わせて不要な揺れの抑制する要素にもなっている。

Acoustuneからは、「HS1697TI」の後継となるイヤフォン「HS1790TI」と、「HS1657CU」の後継「HS1750CU」の2機種を参考出品。ともに6月中旬に発売予定。

HS1790TI

ともに、外観イメージに「HS2000MX SHO-笙-」のデザインアイデンティティを取り入れており、チタン製チャンバーボディのHS1790TIは、従来機から音質のファインチューニングを実施。真鍮製のHS1750CUは、歴代モデルを通じてチューニングを最適化したという。

HS1750CU

Campfire Audio/Unique Melody

Campfire Audio「Supermoon」(試聴機はユニバーサル型)

Campfire Audioのブースでは、今夏発売予定のカスタムIEM「Supermoon」(価格未定)のほか、デザインや素材を隠し、形状だけを見せている開発中のイヤフォン4機種の試聴を行なっていた。

開発中のイヤフォンはそれぞれ「○」「△」「◇」「□」と表記されており、発売時期や価格については未定。試聴機の音を聴いてみたところ、「○」は低域から高域までのバランスが良くフラットな印象で、「□」も「○」に似た印象の中で、中音域の解像感がやや高く、ボーカルが映える印象。「◇」は高域、「△」は低域にそれぞれ重点を置いているような傾向があった。

「〇」
「△」
「◇」
「□」

Unique Melodyでは、骨伝導ドライバーを採用した「MEST indigo」「MEXT」2機種を参考出品。価格と発売時期はMEST indigoが今春で319,000円前後、MEXTがともに未定となっている。

MEST indigoは、低域にダイナミックドライバー、中域用と高域用に2基ずつのバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー、超高域用に4基の静電型ドライバーに加え、フルレンジの両面振動骨伝導ドライバー1基の10ドライバー構成となっている。

MEST indigo

MEXTは、低域用にダイナミックドライバーとともにコイル骨伝導ドライバーを搭載。中域用と高域用に2基ずつのBAドライバーを備えた6ドライバー構成。

MEXT

ミックスウェーブのブースではこのほか、4月22日に発売された64 Audioのハイブリッド型イヤフォン「A3t」「A4s」の2機種や、Beat Audioのイヤフォンケーブル「Oslo MKIV」(20万円前後)や「Cyclone」(10万円前後)、「Silversonic MKVII」(4芯 22,800円前後/8芯 45,000円前後)なども展示されていた。

「A3t」
「A4s」
「Oslo MKIV」
「Cyclone」
「Silversonic MKVII」