西田宗千佳のRandomTracking

第513回

音も画も素晴らしい! ノートPCとして最上級な新MacBook Pro

MacBook Pro・14インチモデル。カラーはスペースグレイ。このほかシルバーがある

新しいMacBook Proのレビューをお届けする。

14インチと16インチが発表され、さらに、プロセッサーとしても「M1 Pro」と「M1 Max」の2種類が用意されたが、今回テストしているのは、14インチ・M1 Proを搭載したモデルである(詳しくは後述)。

ハイパワーであることに注目が集まる新モデルだが、実際に使ってみると「ノートPCとして素直に最上級」であるのがわかる。画質・音質が素晴らしいのだ。

そしてもちろん、映像編集を含めたヘビーな用途には向いている。

ベンチマークなどを含め、使い勝手をチェックしていこう。

デザインもインターフェースも「昔のMacBook Pro」っぽく

今回テストしているMacBook Proの仕様は以下の画像のものだ。簡単にいえば、「14インチ・店頭売りの上位モデル」。M1 Pro搭載でメモリーは16GB、ストレージは1TBである。貸出を受けた評価機材の関係で、最上位モデルではないが、その辺はご容赦を。

今回試用したモデル。14インチの店頭モデルのうち、上位に当たるもの。価格は29万9800円

筆者の手元には、私物として「MacBook Pro 13インチ(2020年、M1搭載モデル、メモリー16GB)」と、「12.9インチ iPad Pro(2021年、M1搭載モデル)」がある。比較対象としてはちょうどいい。

比較に使った私物のMacBook Pro・13インチモデル。2020年末に購入したM1モデルだ

まずデザインから行こう。

ファーストインプレッションとして「思った以上に違う」「ちょっと昔に戻った感覚」だ。

ボディがかなり四角い感じになって、絞り込んだ印象ではなくなった。この四角い感じは、ボディがポリカーボネートだった時代のMacBook(2000年代後半モデル)を思い出させる。

商品パッケージ。イメージはこれまでと同じだが、もちろん写真は変わった
ボディデザインがかなり「四角い」感じに。四辺の絞り込みが小さくなった。
比較対象にMacBook Pro 13インチを。日常使っているものなので使用感があるのがご容赦を。かなり角の仕上げが違う

「MacBook Pro」のロゴは、ディスプレイへの印刷から底面への彫り込みになった。高級感は上がっている。

底面にはロゴが彫り込まれている

実際のサイズは1mmしか違わないし、使っていても厚くなった印象はないのだが、底面の形状が変わった関係で、並べると厚くなったように見えてしまうかもしれない。

左が14インチモデルで右が13インチモデル。全体では1mm厚くなっただけだが、下面のデザインの違いで、より厚く感じる

ディスプレイは13から14という数字の変化以上に大きくなったように感じる。それはいわゆる「額縁」が細くなったからだろう。特に、カメラがある上部が細くなった印象は大きい。

14インチモデル。全体に「狭額縁」化が進んだ
13インチモデル。今の水準でいえば額縁は太め
並べて見るとこんなに違う

その代償として、カメラ部には「切り欠き(ノッチ)」が生まれた。これは美観的にはマイナスだろう。だが、画面をより広くとる、という点を評価すればアリ、ということにもなる。実際、ダークモードにして壁紙もノッチの部分が暗いものにすれば、さほど目立たない。逆に言えば、ライトモードで明るい色の壁紙だと目立ってしまうのだが。

ノッチ部を拡大。ダークモードで壁紙を選べば目立ちづらくなる

Macの場合には最上部がメニューバーなので、こういう処理にしてもユーザビリティには大きく影響は与えない、と判断したのだろう。

キーボードからは「Touch Bar」がなくなり、物理的なファンクションキーになった。

14インチモデルのキーボード。さようならTouch Bar
13インチモデルのキーボード。Touch Barがファンクションキーの代わりに働く。筆者は嫌いではなかったのだが……

機能的に言えば、筆者はTouch Barが嫌いではない。写真の傾きを直したりするのはタッチパッドよりやりやすく、アプリによっては便利だからだ。だが逆に言えば、アプリが対応しないとあんまり意味がない、ということでもある。アプリ開発の手間が必要で、しかも好まない人も多いとなると、カットするのも一つの選択肢とは思える。アップルは失敗を認めたのだろう。コストも物理キーの方が低い。

そもそもファンクションキーの領域はそこまで多用しないので、「これがあるからどちらかにこだわる」というほどでもない、というのもまた、本音ではある。

同じく、アップルが「思い直した」点として、インターフェースの「復活」がある。このところ同社の製品は、LightningかUSB Type-Cにインターフェースを絞る選択をしてきたが、新MacBook Proでは、電源を「MagSafe」にし、HDMI端子がつき、SDカードリーダーが内蔵になった。USB Type-Cも左に2つ、右に1つと3つに増えた。

本体右側。手前から、HDMI端子・USB Type-C端子・SDカードスロット
本体左側。手前から、MagSafe端子・USB Type-Cが2つに、ヘッドフォン端子。13インチMacBook Proの欠点はインターフェースが左に2つのUSB Type-Cだけだったことなので、この点は劇的な改善と言える

MagSafeは過去にMacに使われたものとも違う、新しいものだ。仕組みは同じで、電源ケーブルを引っ張っても本体ごと落ちにくいように工夫したものだ。今回はUSB Type-Cケーブルで充電器とつなぐ構造になっていて、充電仕様自体はUSB PDに準拠する。今回試用したモデルに付属したのは、出力96Wのものである。

本体の他に簡易ドキュメントと96Wの充電器、MagSafeからUSB Type-Cへのケーブルが付属する
96Wの充電器。USB Type-Cの端子が1つある。かなり大柄
付属のMagSafe-USB Type-Cケーブル。ケーブル皮膜は樹脂製ではなく、ファブリック的なものに変わった

なお、これまで通りUSB Type-Cからの充電も可能になっている。常にMagSafeケーブルを持ち運ばないといけない、という話ではない。MagSafeと付属の充電器は、急速充電に対応するためのもの、と考えてもいいだろう。

自宅やオフィスでは付属のものを使い、外出先では継ぎ足し充電用に小さな市販のUSB PD対応充電器を……という形で良さそうだ。

ディスプレイがミニLEDで大幅進化

デザインの変更には質の変更も関連している。

一番大きいのはもちろんディスプレイだ。

ミニLED搭載の14インチになったのは、品質面でかなりの効果があった。

ご存じのように、ミニLEDはバックライトとして多数の小さなLEDを敷き詰め、エリア単位でコントロールすることによって輝度・発色・コントラストを改善する技術。テレビなどでは続々と採用が進み、先日はシャープから新ブランド「AQUOS XLED」も発表された。アップル製品向けとしては、今年の5月に発売された「12.9インチ版iPad Pro」で初めて採用されている。

13インチMacBook Proと新しい14インチを比較すると、HDRでの輝度突き上げはもちろんだが、コントラストも全体の発色も、明確に向上している。

左が14インチ、右が13インチ。発色が14インチで改善し、輝度も実際に見ると写真以上に違う

同じミニLED搭載のiPad Proと比較すると、若干色合いに違いはあれど、傾向はかなり似ているのがわかる。おそらくは同じようなパーツを使っているのだろう。

左が14インチMacBook Pro、右が12.9インチiPad Pro。共にミニLEDなのでかなり傾向が近い

この画質向上は、コンテンツ制作はもちろんだが、映画などを楽しむのにも向いている。iPad Proで映画を見るのが快適であるように、14インチMacBook Pro・16インチMacBook Proも、同じような楽しさがあった。

Windows PCでは有機EL採用のものも出てきて、そちらでも似た品質で楽しめるのは事実だ。だが、「Macがいい」人には、この画質はやはり魅力。外付けディスプレイなどを使う際には、よほど画質のいいものを用意しないと、MacBook Proのディスプレイに負けてしまう。

なお、ノッチの部分はメニューで使われる場合が多い上に、映像コンテンツのアスペクト比も多くのものが16:9であるため、映像がかからない。

ノッチの部分にあるカメラの画質向上も目覚ましい。以下の写真は筆者を13インチ・14インチのMacBook Proで撮影したものだが、画質が大きく異なっている。ビデオ会議が多くなった現在にはふさわしい改善だ。

おじさんの顔写真でご容赦を。画質が明確に良い方が14インチモデル。ビデオ会議などで大きな価値を持つ

実は「音がすごいノートPC」になっていた

もう一つ大きいのが「音質の変化」である。

実は、筆者が14インチ版の評価機を受け取って使い始めたとき、最初に驚いたのは画質でもスピードでもなく「音質」だった。音のクオリティが極めて高い。高音質を謳うノートPCはたくさん見てきたが、その中でも圧倒的にトップだ。

13インチ版も音は決して悪くない。このところのアップルは音にかなりこだわり、がんばって作っている。その関係もあり、昨年の段階では、13インチ版も「これまでより相当改善した」品質だったと思う。

だが、14インチ版に比べるとやはり劣る。14インチ版は低音がしっかり出ている。ノートPCの音は「ステレオではあるが平板」になりがちなのだが、14インチ版は音がかなり空間的に広がる。Dolby Atmosによる空間オーディオにも対応している。音の上下の移動は感じづらいが、水平方向の変化については、左右に直線的に動くのではなく、ある程度空間内に音が広がるような印象を受ける。

デザインを見るとその理由もわかる。底面にスリットができて、ここから下へと低音が響くようになっているのだ。6つのスピーカーを使って組み合わせる形になっており、そこからさらにこの構造も生かして、しっかりとした音が出るMacを作ったのだろう。

14インチモデルには底面にスリットがあり、低音はここからも出て机で反射して音の広がりを作る。13インチモデルにはない機構だ

音は外付けスピーカーやヘッドホンでカバーできる領域とはいえ、内蔵スピーカーがここまで音がいい、というのはやはり羨ましいことだ。

性能はざっくり「M1の倍」

さて、そろそろ性能の方を見ていこう。

前述のように、今回の評価機は14インチモデルで、CPU 10コア・GPU 16コアの「M1 Pro」を搭載したものだ。それに対し、13インチ版が使っているのはM1(CPU 8コア・GPU 8コア)。この差がどうなるのか気になる。なお比較対象として、一部ベンチマークのみ、M1 Max(CPU 10コア・GPU 32コア)の16インチ版でも行ない、数値を入手している。参考までに記載しておく。

まずはシンプルなベンチマーク結果から行こう。Geekbench 5による結果は以下のとおりだ。

CPUコア1つでの値は両者さほど違いがないのだが、マルチコアになると、2コア分以上の違いが出る。なお、M1 MaxでもM1 ProとCPUテストの値は同じだった。違いはGPUの方なので当然なのだが。

黒がM1 Pro(10コア)での、白がM1でのCPUベンチマーク。シングルコアの値はほぼ同じだが、マルチコアで性能アップしている

GPUについてはもっと差が大きい。8コアから16コアで数が倍になっていることもあってか、ほぼ2倍に近い。M1 Maxについては「59558」なので、32コアに増えても「さらに倍」とまではいかない。

同じく、黒がM1 Proで、白がM1。2倍近い性能に強化されているのがわかる

別の観点からもう一つベンチマークを見てみよう。

3D CGソフトの「Blender」を使った「Blender Benchmark」によれば、M1では全てのテストが終わるまでに91分36秒かかっていたものが、M1 Proになると55分38秒で終わる。ほぼ4割の時間削減、という結果だ。

Blender Benchmark。3D CGソフトの「Blender」を使って絵を描くまでの作業時間を計測する
M1 Proのもの。M1に比べ、時間が大幅に短縮されている
M1での結果。終わるまでに総計で1時間半以上かかる

実アプリではどうだろう?

Adobe Lightroom CCで31枚のRAWデータ写真をフルサイズでJPEG書き出しするのにかかった時間は、M1だと12.64秒だったものが、M1 Proでは6.61秒まで短縮された。

本記事執筆のために撮影したRAWデータを、Lightroom CCの最新版で書き出すのにかかる時間を計測。M1だと12.64秒だったものが、M1 Proでは6.61秒まで短縮された

重い「ProResビデオ」でも時間は半分に節約

動画については、アップルの「Final Cut Pro」で、iPhone 13 Pro Maxで撮影した「4K/30フレームのApple ProResビデオ」で撮影した4分と1分の動画を、色調補正・手ぶれ補正を加えた上でつなげ、「1080p/30フレーム・HDRのH.265形式」のビデオとして書き出すまでの時間を計測した。

「Final Cut Pro」で4K・30フレームのPro Resビデオを編集し、1080p・HDRのH.265形式で書き出すまでを計測

ちょうどいいので、少し脱線するが、iOS 15.1からサポートされた「iPhone 13 Proでの4K ProResビデオ」についても解説しておこう。

前述のように、データ量はとにかく大きい。iPhone 13 Proで記録できるのは4Kの「Apple ProRes 4:2:2 HQ」で、HDRのカラープロファイルはBT.2020 HLG。音はリニアPCM。圧縮されていないので、編集時の自由度は高いし、プロ向けの納品でも使われるが、コンシューマにはちょっと重すぎて扱いづらい。

iOS 15.1にアップデートし、「カメラ」の設定でビデオフォーマットとして「Apple ProRes」をオンにする。使えるのは「iPhone 13 Pro」のみ
今回撮影したビデオのうち、1分の長さのもの。5GB弱のサイズになり、「Apple ProRes 422HQ」になっている

現状、直接このフォーマットで撮影できるのは「iPhone 13 Pro 」「iPhone 13 Pro Max」で、ストレージが256GB以上のモデルのみである。フレームレートは30コマもしくは24コマで、60コマでの撮影はできない。

撮影するにも、当然iPhone側に相応の空き容量が必要になる。撮影する際には「今の空き容量で何分撮影できるか」が表示される。また、その場で不要なキャッシュなどを消してできるだけ容量を空ける機能も用意されている。

ProRes撮影時には何分取れるのかが表示され、時間を少しでも伸ばすため「リソース解放」というボタンも用意される

閑話休題。

要は、4KのProResビデオはデータが大きく、扱うには十分なパワーが必要なのだ。今回撮影したデータの場合、4K・30フレーム・4分の映像で17.43GB、同じく1分の映像で4.86GBもあった。これを処理してさらにH.265で圧縮するとなると、かなり重い処理である。

この結果もなかなか劇的だ。M1では29分30秒かかったものが、M1 Proだと16分30秒で終わった。半分近くまで短縮された形だ。

バッテリーでも性能は変わらず。M1に比べ動作時間は減少

なお、ここまでのベンチマーク結果については、電源をつないで使っている時でも、バッテリーで動作している時でも差がなかった。

これはM1から続く美点である。一般的なPCの場合、一定以上の出力がある電源がつながっていないとフルに性能を発揮できない場合がある。特に外付けGPUを搭載しているものはその傾向が強い。だが、M1はそうではない。その美点は、M1 Proでも同じだった。

ただ、全体での消費電力はM1より大きいようで、バッテリー動作時間はM1版よりも短くなっている。バッテリーの搭載量が13インチ版の58.2Whから70Whに上がっているにも関わらず、カタログ上の動作時間は最大表示で20時間から17時間、Webでのインターネットで17時間から11時間へと、大幅に減っている。M1だと「いくら使ってもなかなか減らない」感じなのだが、M1 Proだと「さほど重いことはしていないのに、バッテリーは順調に減る」感じである。

前述のように、M1 Pro版には大型の電源とMagSafe充電ケーブルが付属するわけだが、これは「フルパワーを出すためにこの電源が必要」という話ではない。ゲーミングPCなどでは「大きな電源はフルパワーを出すためについている」のだが、あくまで確実な充電のため、という感じだろうか。

処理にもよるが、33W出力や15W出力の電源では「給電はするが充電に至らない」場合があった。急速充電となれば、付属の大型電源の出番だろう。

だからといって極端に発熱が大きいか、というとそうでもない。もちろん、フルパワーで長時間動けばファンも回るしボディも熱をもつ。ただ、M1 Proの場合、M1と発熱効率はそこまで変わらない印象である。

なお、さらにバッテリー動作時間を伸ばしたい場合には、「バッテリー」設定で「低電力」モードにするのがいいだろう。あくまで感触だが、2割くらい動作時間が稼げるようだ。その分性能も、やはり2割から3割は落ちるようだが。

「バッテリー」の設定の中にある「低電力」モードをオンにすると、処理性能を抑えて動作時間を伸ばせる

性能・品質は十分だが価格的には「プロ向け」、M1のコスパも高い

最後にまとめだ。

新しいMacBook Proは非常に完成度の高いノート型Macだ。単純に性能がいいだけでなく、画質・音質・タイプ感など、すべての面で過去のMacBook Proより良い。

懸念があるとすれば価格だ。

もっとも安価なモデルでも23万9800円、今回テストしたモデルで約30万円もする。M1 Max搭載モデルなら、ストレージなどを絞っても35万円程度からで、ちゃんと「Max」な働きをさせるなら4、50万円は用意すべきである。

だがこれは、性能向上による時間短縮が仕事効率に直結するプロ向けの製品、と考えれば、ある意味妥当な価格といえる。

傾向として、M1 Maxになっても単純な処理時間が倍になるわけではなく、時間当たりのコストパフォーマンスとしては意外とM1 Proが良い、という印象は受ける。GPU性能は違っても、CPU性能はProとMaxで変わらないから、という部分はありそうだ。

例えば、3D CGの仕事で巨大なオブジェクトを扱う場合などには、より巨大なメモリーが使えてGPU性能に余裕もあるM1 Maxが良かろう。ユニファイドメモリー構造なので、10GB・20GBといったプロジェクトを軽々扱えるメリットはあるが、その分メインメモリーも減るので、16GBでは足りない。32GB/64GBの製品を目指すべき、ということになる。この辺になると、比較対象はグラフィックワークステーションということになる。

その辺は結局、効率アップにいくら支払えるのか、という判断になる。比較対象を11万5280円の「MacBook Air」にすると、M1の相対的なコスパの良さも見えてくる。

個人的には、一番安価な14インチモデルを「画質・音質がずば抜けたPC」として買うのもアリだとは思うが、それはやはり、付加価値にお金を払う余裕がある人向け、ではある。

西田 宗千佳

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、週刊朝日、AERA、週刊東洋経済、GetNavi、デジモノステーションなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。
 近著に、「顧客を売り場へ直送する」「漂流するソニーのDNAプレイステーションで世界と戦った男たち」(講談社)、「電子書籍革命の真実未来の本 本のミライ」(エンターブレイン)、「ソニーとアップル」(朝日新聞出版)、「スマートテレビ」(KADOKAWA)などがある。
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