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Noble Audio初の完全ワイヤレス「FALCON」“Wizard”ジョン・モールトンがチューニング

エミライは、Noble Audio初の完全ワイヤレスイヤフォン「FALCON」を発売する。一般販売開始は10月下旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,800円前後。Makuakeにおいて、クラウドファンディングも9月27日から10月14日18時まで実施する。支援者への納品は10月下旬の予定。先着1,000人で、イヤフォン本体に加え、片耳分のイヤフォン本体を落としても新品と交換してもらえる紛失安心補償サービス(通常8,000円)が、無料で利用できる「【約32%お得】紛失安心補償サービス無料コース」などをラインナップする。

Noble Audio初の完全ワイヤレスイヤフォン「FALCON」

最新のQualcomm製SoC「QCC3020」を採用。コーデックは、SBCに加え、AAC、aptXに対応。送信側デバイスから親機側イヤフォンを経由して子機側までデータをブリッジして伝送する「True Wireless Stereo(TWS)」方式に加え、左右イヤフォンへそれぞれデータを伝送する「TrueWireless Stereo Plus(TWS+)」にも対応。TWS+対応スマホと組み合わせると、接続がより安定し、音の遅延も少なくなる。

Bluetoothデバイスとの接続安定性を高めるアンテナ設計技術「High Precision Connect Technology」も搭載。多くのサプライヤーとの交渉とサンプルの評価を経て、優れた安定性を誇る完全ワイヤレスイヤフォンの開発に成功したという。

QCC3020とイヤフォン本体に内蔵されている高性能バッテリーにより、最長10時間の連続再生が可能。左右のマスタースワップ機能も備え、電源を入れるごとにバッテリー残量の多い方をマスターイヤフォンに自動的に切り替えてバッテリーの片減りを防止する。

充電ケース

充電ケースは、FALCONを約4回充電可能。累計で最長40時間の音楽再生ができる。イヤフォン本体と充電ケースは高速充電に対応。イヤフォン本体は最大1時間で満充電、充電ケースは1.5時間で満充電にできる。充電ケースに入れたイヤフォンは満充電になると自動的にスリープモードになり、未使用時の充電ケースのバッテリー消費を抑える。

音質面では、ハイエンドイヤフォンの経験を活かし、“Wizard”ことジョン・モールトン氏がチューニング。新開発のドライバーの特性を生かしたアコースティックダンパーによるチューニングに加え、DSPによるドライバーの特性の調整を実施。物理的によるチューニングと信号処理によるチューニングを掛け合わせることで、理想的な特性を目指している。

“Wizard”ことジョン・モールトン氏がチューニング

ドライバーは新開発の「Dual-layered Carbon Driver(D.L.C.Driver)」を採用。完全ワイヤレスイヤフォンで採用例が多いグラフェン・ドライバーの欠点を克服したという新しい構造で、ドライバーの樹脂層の上にカーボンファイバー層を重ねた特殊な二層構造を採用。グラフェン・ドライバーと比べて歪みを約1/2に低減、伸びやかな高域表現を可能にしたという。

イヤーピースは、ePro audio製「Horn-Shaped Tips」を採用。最高の音質を得るために、精密なコンピューターモデリングと試聴を繰り返して開発。独自のホーン形状ノズルを採用したのが特徴で、音波をより効率的に外耳道に送ることができる音響変換理論に基づくもの。

医学的な知見に根差したチューニングをすることで、長時間の装着でも「自然で、耳にやさしい」設計になったという。

IPX7に対応。本体を水没させてもすぐには故障しない完全防水設計で、Bluetoothの電波が届きにくくなるものの、イヤフォンを装着したまま水中に入っても問題ないという。

Bluetooth 5.0に対応し、一度送信側デバイスとペアリングすれば、次回からは蓋を開けてイヤフォン本体を取り出すだけで自動的にペアリングモードに入り、接続が完了する。

年内を目処に、iOS/Android向けに、FALCON専用のアプリを開発。イヤフォン本体にあるボタンの機能割り当てを変更する機能や、イコライザー機能などを実装予定。

音声通話の両耳再生機能に対応。通話時には左右のイヤフォン間で信号の遅延を発生させずに、左右両方のイヤフォンから音声が聞こえる。