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FiiO、3ウェイハイブリッド「FH3」、ベリリウムで約8,200円「FD1」

エミライは、FiiO Electronics製のユニバーサルIEM(インイヤーモニター)「FH3」と「FD1」を10月2日に発売する。カラーはFH3がブラックのみ、FD1がブラックとブルーの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はFH3が16,700円前後、FD1が8,200円前後。

「FH3」

ハイブリッド型ユニバーサルIEMの「FH3」

FH3は、高域用に「RAD-33518」、中域用に「ED-30262」と、Knowles製バランスド・アーマチュア(BA)を2基、低域用にベリリウムコーティング10mmダイナミックドライバー1基を搭載した3ウェイのハイブリッド型イヤフォン。独立したBAドライバーが澄み切った高域としなやかな中域、広大な音場を再現し、10mmダイナミックドライバーが高速応答性と力強い低音を実現するという。

音導管を帯域別に分割・最適化することで、ドライバーのパフォーマンスを発揮させる「S.TURBOテクノロジー v2.0」や、外耳と中耳の圧力を均一化して、使用中の聴覚疲労を緩和する「バランスド・プレッシャーリリーフ・テクノロジー」など、上位モデルで採用されているFiiOの特許技術も投じられている。

シェルは、航空宇宙グレードのアルミ・マグネシウム合金製。23種のビットを使い、4340工程に及ぶCNC精密加工によって製造される。独特な形状のフェイスプレートも、堅牢性に貢献しているとのこと。

付属の銀メッキ高純度単結晶銅ケーブルは、96本の素線による4本編みを施したもの。オーディオ機器との接続端子は金メッキが施された3.5mmステレオミニ。イヤフォンとはMMCXコネクターで接続する。ケーブル長は120cm。

再生周波数帯域は10Hz~40kHzで、インピーダンスは24Ω(@1kHz)。感度は114dB(@1mW)、最大許容入力は100mW。重さはイヤフォン片側7.3g。

ハードケースや布製ポーチ、3タイプのシリコン製イヤーチップ(S/M/L)、フォーム製イヤーチップ2ペア(M)などが付属する。

「FD1」

ダイナミックドライバー1基を搭載する「FD1」

同日発売となるFD1は、ベリリウムコーティング10mmダイナミックドライバーを1基搭載。従来より、磁束密度が55%増強され、約1テスラの磁束密度を持つN50デュアルマグネット磁気回路も備え、エネルギッシュで強靭な低音パフォーマンスと、優れた過渡応答を実現したという。

FH3にも搭載されるFiiOの特許技術「バランスド・プレッシャーリリーフ・テクノロジー」も搭載されており、使用中の聴覚疲労が緩和されるとのこと。

ドライバーは、金メッキ処理されたアルミニウム合金製固定リングによって保持される。このアルミ合金製固定リングは、イヤフォンの高い剛性にも貢献しているほか、外観上のアクセントにもなっている。フェイスプレート部には、光沢感と独自のスタイルを際立たせる多層レイヤーセルロイド素材が使われた。

ケーブルは、編組リッツ線で作られた高純度単結晶銅導製。1本あたり30芯、合計120芯の4本編みで互いに絶縁されており、音質に悪影響を及ぼす「表皮効果」や「近接効果」のもとでも優れた伝送を実現したという。ケーブル長は120cm。

インピーダンスは32Ω(@1kHz)、感度は109dB、最大許容入力は100mW。重さはイヤフォン片側4.5g。

「FD1 Black」
「FD1 Blue」

HB1キャリングケースのほか、バランス重視イヤーチップ(S/M/L)、低音重視イヤーチップ(S/M/L)、メモリフォームイヤーチップなどが付属する。