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iFI-Audio、DSD対応のポータブルUSB DAC「nano iDSD」
iOS 7端末などでDSD再生。ヘッドフォンアンプも
(2013/10/11 19:26)
トップウイングは、英iFI-Audioの新製品として、バッテリ内蔵のDSD対応USB DAC/ヘッドフォンアンプ「nano iDSD」や、アナログヘッドフォンアンプ「nano iCAN」(仮称)を11月下旬~12月上旬に発売する。価格は未定だが、「nano iDSD」はリーズナブルな価格にするという。
このほかにも、「USB B端子に装着するだけでアナログライクなサウンドを引き出せる」というアクセサリーの「iPurifier」や、オーディオ機器用USBケーブル「Mercury USB cable」も発売。これら2製品の発売日と価格は未定。
なお、「nano iDSD」と「nano iCAN」は、10月11日より米国で行なわれる「ロッキー・マウンテン・オーディオ・フェスト」や、19日から英国で開催される「Head-Fi Meet」、26日と27日に東京で行なわれる「秋のヘッドフォン祭 2013」に実機が展示される予定。
ポータブルのDSD対応USB DAC/ヘッドフォンアンプ「nano iDSD」
世界初というバッテリ内蔵のDSDネイティブ再生対応USB DAC/ポータブルヘッドフォンアンプ。DSD 128(5.6MHz)や32bit/384kHzまでのPCMファイルに対応する。DSD再生はDoP(DSD over PCM)形式。
USB端子とアナログ音声(RCA)出力、ステレオミニのヘッドフォン出力に加え、同軸デジタル出力端子も装備。DAC/ヘッドフォンアンプ/DDCとして利用できる。ヘッドフォン出力は40mW。同軸デジタル出力時は最高192kHzのPCMとなる。
モバイル機器との接続は、Camera Connection Kitなどの別売ケーブルを介してiOS 7搭載端末や、Android 4.1端末に対応。なお、接続についての詳細は10月下旬~11月上旬ごろに別途案内する予定。
iOS端末利用時は、A2cApps製アプリ「Hibiki」(450円)を使ってDSDをDXD(352.8kHz)に変換後、nano iDSDにそのまま入力可能。現在開発が進められているという「DSDネイティブ版Hibiki」にも対応するという。パソコン利用時は、foober 2000や、Audirvana Plusなどのソフトに対応する。
ポータブルヘッドフォンアンプ「nano iCAN」
nano iDSDなどと組み合わせて使用できるアナログ接続のポータブルヘッドフォンアンプ。ライン入力はステレオミニとRCAを各1系統備え、nano iDSDとの接続時はRCAから入力できる。ヘッドフォン出力は標準ジャック。
アナログ回路内で音質を落とさずに定位と音場を改善するという独自技術「3Dホログラフィック」や、100Hz以下の低域を補正する「X-BASS」を搭載。バッテリを内蔵し、連続使用時間は60時間以上。