【8月3日】
Blu-ray Disc フォーマットの規格策定や普及活動を行っている企業団体Blu-ray Disc Association(BDA)のホームページ。一見するとBDの特徴や技術などを解説する“お堅い”ページに見えるが、関連知識をテストできる「Blu-ray Discマスタークイズ」や、業界探訪記など、参加したり、読み物としても楽しめるサイトになっている。
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true tears DVD版の第1巻 |
(c) 2008 true tears製作委員会 |
そんなサイト上で、「あなたの力でBD化プロジェクトランキング」という投票企画が8月1日からスタートしている。BD化を期待する作品に投票するというもので、第1弾のジャンルは「アニメ編」。事前の投票で絞られたエントリータイトル15作品の中から選べるようになっている。BDAのブログによれば、1位や上位入賞作品はBDAがコンテンツメーカーにBD化を交渉し、その模様もブログで紹介するという。
エントリー作品はを8月3日、13時38分現在のランキングで並べたものは以下の通り。投票は1日1回のみで、「コメントがあると最終投票での集計に上乗せされる予定」(BDA)というので、熱い想いを添えて投票して欲しい。
【8月3日 13時38分時点のランキング】
BD化期待の投票だけあり、HD制作/SD制作問わず、映像美に定評のあるタイトルが多いのが特徴だ。また、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「天元突破グレンラガン」といった知名度のある人気作がエントリーされているのは当然のこととして、「とらドラ!」、「かみちゅ!」、「CLANNAD」、「空の境界」、「ARIA」など、SFロボットアクションのような派手さは無いものの、アニメファンに人気が高く、じっくりと味わいたい高品質な作品が揃っている所が興味深い。
男女の恋愛と少年の成長を真正面から描いた「true tears」もそのような作品の1つで、映像の美しさも合わせ、BDで楽しみたいというユーザーが多く、3日現在のランキングトップに繋がっていると言えそうだ。
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ゼーガペイン |
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ・テレビ東京/(C)2006 NBGI |
また、「ゼーガペイン」、「キスダムR -ENGAGE planet-」、「シムーン」など、爆発的ヒット作ではないが、根強いファンが多い作品。設定が難解で若干とっつきにくいが、最期まで見ると感動の嵐な「電脳コイル」のような作品が含まれているのも面白い。また、これらの作品と比べると若干古い「新世紀GPX サイバーフォーミュラ」が突然出てくるのも、まだまだ高価なBDユーザーの年齢層の高さを反映していると言えるだろう。
なお、アニメファンの編集Yは「ストライクウィッチーズ」や「乙女はお姉さまに恋してる」、「おねがい☆ツインズ」あたりがBD化されたら奇声と共に亜光速で予約。「ニニンがシノブ伝」や「住めば都のコスモス荘」、「NieA_7」、「瀬戸の花嫁」、「灰羽連盟」あたりがBD少数枚にまとめられたら買ってしまうだろう。エントリー内では「true tears」や「とらドラ!」、「グレンラガン」なども欲しいが、見返すと入り込み過ぎて精神的に疲れそうなので「かみちゅ!」あたりが費用対効果(再生回数)が高い気がしている。