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[2010年上半期]


やじうまWatch(INTERNET Watch)


【6月16日】
  • 「いっしょにとれーにんぐ」のプリマステアが、第3弾アニメDVD
    「どっちもメイド」石川直哉氏最新作。“深夜アニメテイスト”

作品の公式サイトもオープンしている
(C)石川直哉/PRIMASTEA
 筋トレアニメ「いっしょにとれーにんぐ」や、快眠・目覚まし用アニメ「いっしょにすりーぴんぐ」を手がけるプリマステアは、自社製作映像作品の第3弾として、アニメDVD「くっつきぼし(前編)」を8月16日に発売する。価格は1,500円。なお、8月13日~15日まで開催される同人誌即売会「コミックマーケット78」のプリマステアブースでは、DVDの先行販売や絵コンテの販売も予定している。

 最大の特徴は、アニメ作家の石川直哉氏が、監督・脚本・アニメ制作の全工程を一人で手掛けた個人製作作品であること。石川氏は「びんちょうタン」パイロットアニメや、秋葉原のメイド喫茶「ぽぽぷれ」の看板絵などを手がけるフリーのアニメ作家。代表作は、可愛い絵柄で極めてシュールな「どっちもメイド」(アニメファンの編集Yは名台詞「一回死んだら生き返らんと思う」の虜)で、同作品はニコニコ動画で78万回以上の再生数や、28万個以上のコメントを記録するなど、人気を集めている。作品は石川氏のサイトで配信・販売中。

 そんな石川氏の新作となる「くっつきぼし」は、「女の子2人が過ごすアブない夏休みの様子がふんだんに描かれる」という内容で、「今までの個人クリエイターによる作品とは違った“深夜アニメ”的なテイストが大きな見所」(プリマステア)だという。なお、プリマステアとしては、ストーリーアニメへの初進出作品でもある。

 トレーラーはYouTube、ニコニコ動画で配信中。専用サイトも開設されている。なお、今回発売されるのは前編だが、後編は2011年夏のリリースが予定されている。



【4月26日】
  • 東京ディズニーランドで「キャプテンEO」が復活
    マイケルが3Dで。「当時のまま」に7月1日再導入

 

 (c)Disney
 東京ディズニーランドは、マイケル・ジャクソン主演の3Dアトラクション「キャプテンEO」を2010年7月1日から2011年6月30日までの期間限定で再導入することを決定した。

 「キャプテンEO」は、1987年3月20日から1996年9月1日まで東京ディズニーランドで展開されたアトラクション。マイケル・ジャクソン演じる“キャプテンEO”達による宇宙での冒険を、マイケル・ジャクソンのオリジナルソングにのせたダンスやパフォーマンスとともに3D立体視で楽しめる点が特徴となっている。

 映像や設備については、「基本的には以前展開していたものと同じだが、一部の特殊効果については若干変更している」とのこと。

 ストーリーは、「色彩を全く失った暗黒の星へとたどり着いたマイケル・ジャクソン扮する“キャプテンEO”と仲間たち。美しい色を取り戻すため、キャプテンEOたちは歌とダンスと彼らの持つ光の力を使って、暗黒の女王とその軍隊を相手に闘いを挑む」というもの。

 所要時間は約17分(フィルム上映時間)で、客席数は369席。制作総指揮はジョージ・ルーカス、監督はフランシス・コッポラ。キャプテンEO再導入に伴い、現在上演している「ミクロアドベンチャー!」は5月10日をもって休演となる。


【4月19日】
  • 「とらドラ!」Blu-ray化願い、クロがキングに殴り込み!?
    「週刊トロ・ステーション」で新たな動き

 Blu-ray Disc Association(BDA)のWebサイトで実施された、BD化を期待する作品に投票する企画「あなたの力でBD化プロジェクトランキング 第2弾」では、既報の通り、アニメ「ゼーガペイン」が1位を獲得。BDAのABI氏が寄せられたファンの声をバンダイビジュアル側に届けるなど、BD化に向けた交渉が進められている。

 そんな第2回の投票では、BDAのサイトだけでなく、PlayStation 3やPSP向けに配信されている、「週刊トロ・ステーション」やアニメージュも企画に参加。それぞれの媒体でも投票が実施され、総合的なランキングとして1位「ゼーガペイン」、2位「とらドラ!」、3位「涼宮ハルヒの憂鬱」……という結果となった。

 しかし、4月16日~17日に配信が開始された「週刊トロ・ステーション」第24号において、同ニュース番組(?)で、どちらかというと理性的なポジションのトロに対し、アニメやゲームに関しての重度なオタクとして知られ、「とらドラ!」好きを公言するクロが、同作品が1位でなかった事に対して業を煮やし、キングレコードに殴り込み(半分妄想)を決行。「とらドラ!」のBD化をプロデューサーに直訴するという模様が配信されている。

左のニュースが今回の「とらドラ!」に関するもの。クロのポーズ、どこかで見覚えがあるような……
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
トロ・ステーションでの投票結果では「とらドラ!」は1位だったが、全体では2位という結果に
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
クロの想いと足は止まらない!! キングレコードに突撃(!?) 
(C)Sony Computer Entertainment Inc.

 今回の配信は、作品を連想させる殴り込みの描写など、クロのコミカルな言動だけでなく、BD化を土下座してお願いしたり、「とらドラ!」のエンディングを「トロ・ステーション」風に再現したものを最後に流すなど、「とらドラ! は青春」と語るクロの同作品への想いが溢れる内容になっている。「トロ・ステ」ファンだけでなく、「とらドラ!」ファンにも必見の内容と言えるだろう。

しかし突撃が夜だったため、そもそも玄関の自動ドアが開かない!!
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
クロと、ついでにトロも土下座でBD化をお願い。2匹の想いは山中プロデューサーに届くのか!?
(C)Sony Computer Entertainment Inc.

 クロの想いがBD化を実現させるのか、直訴の結末は「週刊トロ・ステーション」をご覧頂きたい。ちなみに編集Yも精神年齢的には「とらドラ! は青春」まっさかりであり、最終回は正座&号泣で鑑賞しました。(個人的に)クロの暴走を応援しています。 


【4月6日】
  • IPサイマルラジオ「radiko」がiPhoneで聴取可能に!?
    編集部で2個の無料アプリを確認

 3月15日から試験配信が開始されている、関東・関西地区のAM/FM/短波ラジオ放送を、インターネットでサイマル配信する「IPサイマルラジオ」。

 既報の通り、専用サイト「radiko.jp」にPCでアクセスして利用するサービスだが、それをiPhoneやiPod touchで聴取可能にするアプリがApp Storeに登場している。

 読者からの情報をもとに、編集部で検索したところ、「iRadiko」と「ラジ朗」という2つの無料アプリを発見。3G/無線LANのどちらでも聴取可能(東京・市ヶ谷の編集部にて)。両方とも個人ユーザーが開発したアプリのようだ。

 【2010年4月7日 19時30分追記】
 既報の通り、radikoのストリーミングのセキュリティが強化された。編集部(東京・市ヶ谷)で7日の19時30分にテストしたところ、「iRadiko」では3G/無線LANのどちらでも聴取できなくなっている。

 IPサイマルラジオ協議会では、将来的にはiPhoneなどのスマートフォンにも対応する事を検討しているとのことだが、現時点では「radiko.jp」はPC向けサービスとして展開している。 



[Reported by AV Watch編集部]