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RMEのDAC、ジェネレックのスピーカーをセットにした小型オーディオ「ADI-2 DAC Studio」

シンタックスジャパンは、コンパクトながら、「プロフェッショナル・音楽スタジオのそのままの音をお届けする」という数量限定オーディオ・システム「ADI-2 DAC Studio」を7月25日発売する。既発売のRME製USB DAC/ヘッドフォンアンプ「ADI-2 DAC」と、Genelecのアクティブモニタースピーカーをセットにした製品で、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「ADI-2 DAC STUDIO G One」が22万円前後、「ADI-2 DAC STUDIO G Two」が25万円前後。どちらもホワイトとブラックを用意する。販売元はエムアイセブンジャパン。

「ADI-2 DAC Studio」

なお、「ADI-2 DAC」と各モニタースピーカーを接続するためのケーブルは小柳出電気製。またこのセットは、東京国際フォーラムでが6月29日、30日に開催される「OTOTEN – AUDIO & HOME THEATER FESTIVAL 2019」のシンタックスジャパン x ジェネレックジャパン合同ブースで展示する。

USB DAC/ヘッドフォンアンプはRME「ADI-2 DAC」

両セットに採用されているUSB DAC/ヘッドフォンアンプは共通で、既発売のRME製「ADI-2 DAC」。DACチップに、旭化成エレクトロニクスのAK4490をを搭載。PCM 768kHz、DSD 11.2MHzまでサポートし、イコライザ、位相処理、スペクトラム・アナライザーといった内部シグナル処理には、2.17ギガフロップ(2,882MIPS)の高パフォーマンスDSPを採用している。

RME「ADI-2 DAC」

低ジッター化するため「SteadyClock FS」を搭載。アナログPLL回路を改善し、DDSとPLLの両方に低位相雑音水晶発振器を参照させることでセルフジッターを抑制。SteadyClockは常にPLLモードで動作するが、「ジッターの仕様は通常マスター・クォーツ・クロック・モードでしか見られないレベルに達する」という。機能名のFSは“FemtoSecond”を指し、従来のピコ秒(1兆分の1秒)から、フェムト秒(1,000兆分の1秒)レベルまで高精度に進化したことを意味する。

ヘッドフォン出力は標準とステレオミニが各1系統。ステレオミニは低ノイズフロア設計で、低インピーダンスなモニターイヤフォンなども安全かつ高音質で聴けるようにしている。

アナログライン出力は、XLRバランスとRCAアンバランスを装備。アクティブスピーカーなどと組み合わせてコンパクトなデスクトップオーディオ環境を構築できる。USBのほか、光デジタルや同軸デジタル入力も各1系統備えている。

背面

スピーカーはGenelec「Gシリーズ」

Gシリーズは、「見事なオーディオ忠実性を驚くほどコンパクトな筐体に詰め込んだ」という2ウェイ・スピーカー。

有機的な丸みのある形状と、パワフルで正確なサウンド再現力が特徴。スピーカーとアンプをひとつにデザインした統合設計になっている。これにより、一般的なパッシブ・スピーカーと比べ、「優れた音質、高い音圧レベル、信頼性を提供する」という。

筐体の形状にシームレスに溶け込む独自のDCWウェーブガイドは、高周波フィルタを囲むように成形。2基のドライバの周波数特性と方向性の特性に合致するようデザインされている。これにより、ユニットの軸上でも軸外でもクリーンな周波数特性と制御された方向性を実現した。

「G One」のユニットサイズは、ウーファが3インチ、ツイータが3/4インチのメタル・ドーム。バイアンプ構成で、クラスDアンプを採用。ウーファ用は25W、ツイータ用は25W。外形寸法は121×115×195mm(Iso-Pod含む/幅×奥行き×高さ)。重量は1.7kg。入力端子はRCA×1。

G Oneのホワイト

「G Two」は、ウーファ4インチ、ツイーター3/4インチのメタル・ドーム 。クラスDアンプは、ウーファ用50W、ツイータ用50W。外形寸法は151×142×252mm(Iso-Pod含む/幅×奥行き×高さ)。重量は3.2kg。RCA入力×1を備える。

G Twoのブラック