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UPQ、4K液晶やaptX対応Bluetoothヘッドフォンなど19製品。新色も

 UPQ(アップ・キュー)は29日、ライフスタイル家電・家具を展開するブランド「UPQ」の新製品として、75,000円で4K/60p対応の50型4Kディスプレイや、aptX対応のBluetoothヘッドフォン、SIMフリースマホの新モデルなど計12種19製品を発表。29日より順次発売する。

新製品を身につけるUPQの中澤優子社長

 UPQは、「生活にアクセントと遊び心を。」をコンセプトに、"スペック以外も語れる家電&家具"をラインナップするブランド。製品ラインとして、ディスプレイ製品の「Q-display」、オーディオ製品の「Q-music」、アクションカメラ/関連アクセサリの「Q-camera」、SIMフリースマートフォンの「UPQ Phone」などを展開している。

UPQでは全7カテゴリで32種類52製品を扱う
新しい50型4Kディスプレイ「4K50X」

 第2弾モデルとして新たに発表された製品は、50型4Kディスプレイ「4K50X」、Bluetoothヘッドフォン「HDP5」、「UPQ Phone A02」など。また、アクションカメラ「Q-camera ACX1」には新色を追加した。Q-display 4K50Xの詳細は別記事で紹介している。

 いずれも“今年の流行色”という紺色と赤のツートンカラー「navy & red」を採用。第1弾製品群で採用した「blue × green」(ブルーバイグリーン)カラーと合わせて展開している。

有線接続も可能なaptX対応Bluetoothヘッドフォン「HDP5」

 「Q-music」シリーズの密閉型Bluetoothヘッドフォン「HDP5」は5月発売で、価格は13,800円。カラーはblue × green(BG)とnavy & red(NR)の2色。今回の新製品発表会では、中澤氏自ら装着して登場した。

aptX対応Bluetoothヘッドフォン「HDP5」

 Bluetooth 4.0に準拠し、コーデックはaptXをサポート。プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応し、スマホ接続時にはイヤーカップに備えた内蔵マイクで通話も可能。音量調整ボタンも備える。バッテリを内蔵し、連続再生時間は約14時間、連続通話時間は約14時間、連続待受時間は約540時間。バッテリが切れた場合も、ステレオミニケーブルでプレーヤーと有線接続して利用できる。重量は255.5g。

blue × greenとnavy & redの2色で展開
ハウジング下部にステレオミニジャックを備える

 再生周波数帯域は20Hz~20kHz。出力音圧レベルは118±3dB、最大入力は50mW。インピーダンスは32Ω。音質についてUPQでは「澄んだ美しいヴォーカルや中・高音域のストリングス系楽器などの音を楽しめるよう、極端な低音ブーストは行なわず、モニター用ヘッドフォンに近い素直な特性にした」としている。

17,500円のAndroid 6.0スマホ「A02」や、アクションカメラ「ACX1」新色など

 「UPQ Phone」シリーズのSIMフリースマートフォンの新モデルとして、5型液晶ディスプレイを搭載し、OSにAndroid 6.0を採用した「UPQ Phone A02」を追加し、5月に発売する。価格は17,500円で、カラーはblue × green(BG)とnavy & red(NR)の2色。デュアルSIM対応でバッテリ容量は2,000mAh。IEEE 802.11a/b/g/nのWi-Fi機能とBluetooth 4.0に対応する。

UPQ Phone A02

 また、'15年12月発表のSIMフリースマホ「A01X」には、既発売のblue × greenモデルに加え、navy & redカラーを採用した「NR ホワイト」と「NRブラック」の2モデルを追加。29日より、ビックカメラ、ヨドバシカメラの店頭とWeb通販で順次取り扱う。価格は14,800円。

UPQ Phone A01Xの新色「NRブラック」
新色「NR ホワイト」もラインナップ

 アクションカメラ「Q-camera」シリーズの「ACX1」にも新色navy & redモデルを追加し、4月より発売。価格は15,500円。パナソニック製の1,400万画素撮像素子を採用し、レンズは広角170度+HDワイドアングルレンズ。MPEG-4 AVC/H.264(MOV形式)の動画撮影が可能で、1080/30pまでサポートする。背面に2型のTFT液晶モニタを備える。

ACX1の新色navy & redモデル
コンパクトスタンド「SND1」

 新たに、カメラやジンバルなどを直立させられるコンパクトスタンド「SND1」を3月より発売。価格は4,200円。足を三脚状に開いたり、棒状に閉じてコンパクトにしまえる。

 そのほか、「UPQ Bag」シリーズには、モバイルバッテリを内蔵できるポケットを備え、ベルト部に通したUSBケーブルでスマホなどを充電できるバックパック「BP01」(19,800円/4月発売)を追加。また、ガラス製で透明なタッチパネル式Bluetoothキーボード「Q-gadget KB02」(17,550円/2月29日発売)も登場した。

モバイルバッテリを内蔵できるバックパック「BP01」
タッチパネル式Bluetoothキーボード「Q-gadget KB02」
Bluetooth電球「Q-home BB01」にも新色navy & redを追加

UPQの売れ筋はスマホ、4K液晶、アクションカメラ。電動スクーターの製品化も

 UPQ代表取締役社長の中澤優子氏は、第2弾の新製品発表にあたり、「'15年7月1日のUPQ設立からまる8カ月たった。東京・二子玉川の蔦屋家電で全商品、家電量販店でも一部製品を取り扱っていただいているほか、海外の通販サイトにも展開するなど、これまでに累計231店舗で取り扱われた。社員も当初は1人だけだったが、現在5名まで増えている」とコメント。

 これまでの売れ筋製品としては、SIMフリースマホ「A01/A01X」や、4Kディスプレイ「4K50」、アクションカメラ「ACX1」を挙げた。一方、「Q-music」シリーズから発売されたイヤフォン製品は「製品が小さいため、売り場で面積が取れず目立たなかった。試聴してもらうまでの(心理的な)ハードルも高い」(中澤氏)ことから、大きさがあって目立つヘッドフォンを新たにラインナップしたという。

「Q-music」シリーズのイヤフォン製品
「Q-music」シリーズのBluetoothスピーカー

 消費者がいつ手にとっても満足できる製品を提供し、“型落ちモデル”を発生させないことを念頭に置き、今回は既存ラインからスペックアップした新製品ではなく、新コンセプトカラーのnavy & redを採用したモデルの追加を行なっている。

UPQ代表取締役社長の中澤優子氏
UPQの売れ筋はスマホ、4K液晶、アクションカメラ

 発表会の後半では、新しい製品ラインとして電動モバイルスクーターの「UPQ BIKE」を計画していることを明らかにした。スライドで一部紹介された製品画像では、ハンドル部にカメラマウントを備えるなど、既存製品と連携できることも伺わせた。詳細は3月に改めて発表予定。

UPQ BIKEのイメージ画像
イメージ画像ではUSBポートやカメラマウントを備えることが分かる

(庄司亮一)