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TCL、QLEDとMini-LEDバックライトの4K TV「C825」。「C728」も

「C825」シリーズ

TCLジャパンエレクトロニクスは、量子ドットLED技術のQLEDと、Mini-LEDライトを採用し、フロントサウンドバーやサブウーファーも搭載した4Kテレビ「C825」シリーズと、QLED採用の「C728」シリーズを発売する。価格はオープンプライスで、サイズ展開と店頭予想価格は、C825の65型「65C825」が25万円前後、55型「55C825」が20万円前後、C728の75型「75C728」が20万円前後、65型「65C728」が13万円前後、55型「55C728」が11万円前後。発売時期は8月上旬だが、「75C728」のみ9月の予定。

2シリーズの全モデルが、4Kチューナーを搭載。OSにAndroid TVを使ったスマートテレビとなる。Dolby Vision、Dolby Atmosにも全モデルが対応する。

「C825」シリーズ

C825/C728シリーズのどちらも、量子ドットLED技術の「QLED」を採用。従来の4K液晶テレビと比べ、色域を拡大でき、自然に近いカラーを実現するという。また、量子ドットフィルムにより、青色LEDライトをナノメートルサイズの粒子に吸収し、波長の違う光へ変更。色ロスが少なく、鮮明な色彩を映し出せるとのこと。

量子ドットLED技術の「QLED」

C825ではさらに、バックライトとしてディスプレイ直下に数千個のMini-LEDライトを採用。エリアごとに、Mini-LEDライトのON/OFFを制御する「ローカルディミング」機能を搭載する。これにより、暗い領域は暗く、明るい領域が明るく表示でき、コントラスト比を高め、風景の奥行き感や素材の質感までリアルに再現するという。

Mini-LEDライト
Mini-LEDライト
C728シリーズ

C728では、テレビ画面を1,296ゾーンに分割し、それぞれのエリアの映像情報を細かく分析する「マイクロディミング」機能を採用。繊細な部分まで明暗をくっきり分けて表示できる。

マイクロディミング

どちらのモデルも、120Hzの倍速駆動技術「MEMC」を搭載。毎秒60コマの表示と比べ、残像感を低減。動きの速いスポーツ番組やアクション映画が滑らかでくっきりとした躍動感あふれる映像で楽しめるという。

HDRは、4K衛星放送に採用されているHLGに加え、UHD BDやネット動画配信で採用されているHDR10、さらにDolby Visionにも対応する。

立体音響のDolby Atmosもサポートする。C825とC728のどちらも対応するが、C825はさらにスピーカーを強化し、フロントにオンキヨーブランドのサウンドバーと、背面にサブウーファーを搭載する。どちらのモデルもHDMI 2.1に対応し、eARCもサポートする。

4Kチューナーは2基搭載。地上/BS/110度 CSデジタルチューナーも2基搭載する。

スタンドを含めた外形寸法(幅×奥行き×高さ)と重量は、「65C825」が1,446×290×905mmで32.2kg、「55C825」が1,227×255×772mmで22.4kg、「75C728」が1,671×361×1,026mmで31.3kg、「65C728」が1,447×302×892mmで20.1kg、「55C728」が1,227×302×768mmで13.6kg。

消費電力と年間消費電力量は、65C825が300Wで330kWh/年、55C825が250Wで264kWh/年、75C728が280Wで340kWh/年、65C728が230Wで260kWh/年、55C728が180Wで210kWh/年。