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'21年夏テレビは、HDMIと自動調整が大進化! 最新4K/8KTVまとめ

今夏もAVメーカー各社から、最新の映像技術や機能を搭載した4K/8Kテレビが発売された。7月下旬以降に発売する製品も一部にはあるが、主力モデルはほぼ店頭に並び始めており、量販店や専門店に足を運べば、最新モデルが体感できるようになっている。

ここでは、2021年上期に発表・発売された4K/8Kテレビのトレンドを整理しつつ、HDMI2.1対応モデルを発売する主要ブランド別に、特徴をまとめた。

トレンドは「HDMI2.1」。ゲームユーザは4K120pマスト

今期最新テレビのトレンドは、なんと言っても、4K120pやALLM、VRRなどをサポートする「HDMI2.1」だ。

2020年モデルは、LG以外のほとんどのテレビが「HDMI2.0」止まりだったのに対し、今期はソニーやパナソニック、シャープ、レグザなど、多くのブランドがHDMI2.1対応テレビをラインナップしてきた。

HDMI2.1対応テレビで最も恩恵を受けるのは、PlayStation 5やXbox Series X/S、そして高性能なビデオカードを使って最新ゲームを楽しむユーザー。

4K120pにレンダリングされた、高精細でカクツキのない滑らかな描写は、HDR表現と相まって、これまで以上に美しくリアルなゲーム映像を作り出す。4K120p対応のゲームソフトはまだ限られるとはいえ、大画面ならではの迫力と没入感を一度味わうとやみつきは必至で、小さな画面でのゲームはもう満足出来なくなってしまうだろう。リモコン操作することなくゲームモードに切り替えてくれるALLMや、スムーズな表示を実現するVRR機能も、快適なゲームプレイをサポートしてくれる。

また「テレビはゲーミングディスプレイに比べて、ラグが大きい」と指摘されてきた表示遅延の問題も、近年は改善が進み、ゲーミングディスプレイ同等のレベルまで遅延が抑制されている。瞬時の操作が勝敗を決めるようなゲームでも、最新テレビはプレイに影響することなく楽しめるようになっている。

HDMI2.1対応のゲーミングディスプレイはまだ数が限られているし、通常のゲーミングディスプレイと比較してしまうと、まだだいぶ高価。むしろ大画面で、最新ゲームに最適な仕様を備えた最新のHDMI2.1対応テレビの方がお買い得という状況になりつつある。新型ゲーム機の登場に合わせてディスプレイの買換えを検討しているゲーム好きなら、今期発売の最新テレビ群は要チェックだろう。

ゲームユーザーは4K120p対応テレビがオススメ

一方、ゲームをしない・利用頻度が少ない……たとえば、「テレビは動画配信や放送、ブルーレイの視聴に使っている」というようなユーザーなら、4K120pやVRR対応に強くこだわる必要はない。4K120p、VRRなどの機能は現状、ゲームが主な用途だからだ。

またHDMI2.1の最大のウリである48Gbpsという帯域幅を活かすコンテンツも限られており、既存の4K配信や4Kブルーレイ(4K/24p,4K/60p)、4K放送(4K/60p)は、HDMI2.0のスペック(最大18Mbps)で伝送できる。

逆に48Gbpsの帯域が必要になるケースは、8K放送を伝送する場合、映画「ビリー・リンの永遠の一日」や「ジェミニマン」、ドキュメントの「宮古島」といった4K/60p収録Ultra HD Blu-rayを、4:4:4/RGB 10bit伝送(20.05Gbps)、もしくは12bit伝送(24.06Gbps)する場合、または自身で撮影した8K動画や4K120p動画を伝送する場合などだ。

ゲームユーザー以外は、4K120pやVRRよりも、「eARC」の対応有無を気にした方がいい。

eARCは、テレビのHDMI入力からサウンドバーやAVアンプのHDMI出力に音声信号を送ることができるARC機能の拡張版。ARCでははじかれていたPCM 5.1/7.1chや、BD/UHD BD収録の“ロスレスAtmos”など、高レートの音声信号が伝送できる。

NetflixやAmazon Primeなど一般的な動画配信の場合、“ロッシーAtmos”(Dolby Digital PlusにAtmosデータを付加)であるため、たとえば[テレビ(ARC)+Atmos対応サウンドバー(eARC)]という組み合わせでも、テレビの動画配信アプリからサウンドバーに音声をビットストリーム出力すれば、Atmos音声は楽しめる。

しかし、[プレーヤー+Atmos対応サウンドバー(eARC)+テレビ(ARC)]の組み合わせで、プレーヤーの動画配信アプリを使うと、“システム内にAtmos非対応機(=テレビ)がある”と判断されてしまい、動画配信のAtmos音声が呼び出せないという現象が発生してしまう。

これは構成を工夫すれば回避できるが、テレビを中心としたシアター環境で、シンプルかつ、音質もできるだけよいフォーマットで再生したいと考えるユーザーは、とりあえずeARC対応テレビを選べばこうした接続・設定の煩わしさを考えなくてよい。

脳/AI技術を利用した高画質・高音質化、4K放送もW録に

'21年モデルのもう一つのトレンドが、脳の働きやAI技術を利用した“画音の最適化”だ。

主には、“人の脳のように映像を認識”して最適な画音を作るソニー・ブラビアの認知特性プロセッサ「XR」、シーンに応じて画音を最適化するパナソニック・ビエラの「オートAI画質/音質」、放送ジャンルや番組毎に最適な画質パラメータ値に切り替えるレグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」、コンテンツのジャンル・シーンに合わせて適切なモードに切り替え、音声をバーチャルサラウンド化するLGの「AIプロセッサ」などがこれにあたる。

XRプロセッサでは、ひとの注視点に応じて最適な画質処理を行なう

画音を最適化する、という取り組みは従来から行なわれているが、最新モデルは、「テレビが自動で、コンテンツやシーンに応じて、従来の手法よりも高精度に、画音をキレイにする」のがポイントになっている。

ただ、映像や音をどのように解析するか? や、具体的にどうやって高画質・高音質化するか? などはメーカーの技術・ノウハウにかかっており、実際の効果は千差万別。画音の最適化は、店頭で流れているようなキレイなデモ映像や映画コンテンツよりも、地デジ番組で確かめると効果が分かりやすいので、気になる場合は、購入前に店頭でチェックするといいだろう。

レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」

機能面では、「4K放送2番組同時録画(W録)」が'21年モデルのトピック。'20年発売の多くの4Kテレビは4Kチューナー2基搭載だったが、片側1基は視聴専用のため、4K放送の録画はシングルに限られていた。'21年モデルでは、ビエラの一部とブラビアが4K放送のW録を実現している。

WOWOW 4Kの開局に加え、民放キー局も、スポーツや音楽、ドラマなどの4K番組を放送する時間が少しずつ増えている。オリンピックや年末年始など、注目番組が多く放送される時に4KのW録機能があると便利なのは間違いない。

なお、'21年モデルのブラビアは4K放送だけでなく、2K放送のW録にも対応している。これまでブラビアは、BD/HDD内蔵ブラビア(HX80R、HX65R、EX30Rシリーズ。生産終了品)を除き、W録に対応したモデルが存在せず、“録画に弱い”と言われてきた。今期のブラビアは、フラッグシップからエントリーまで、全モデルで4K/2Kチューナーを3基搭載。4Kテレビでは業界初となる、4K放送の2番組同時“裏録”も実現している。

HDR機能(動画)としては、ブラビア・アクオス・LG・ハイセンス・TCL・FUNAIがHDR10/HLG/Dolby Vision、そしてパナソニックとレグザがHDR10/HLG/Dolby Vision/HDR10+を引き続きサポート。またドルビーの立体音響技術Dolby Atmosに関しては、アクオスとハイセンス以外の主要ブランドに採用がすすみ、標準的な機能になりつつある。

OSに関しては、レグザが'21年発売の一部機種にAndroid TVを初採用。ビエラ、LG、ハイセンスは独自OSを引き続き採用する。またApple独自のコンテンツが楽しめる「Apple TV」アプリは、ブラビアとLGのみが楽しめる。

ソニー・ブラビア:“脳のように処理する”XRプロセッサで画音進化

ソニー・ブラビアの'21年モデルは、4K有機EL「A90J」「A80J」、4K液晶「X95J」「X90J」「X85J」「X80J」の全6シリーズ・22機種。サイズ展開と店頭予想価格は下記の通り。なお8K液晶「Z9H」('20年モデル)は、今期も継続販売される。

【4K有機EL】
【A90Jシリーズ】
・83型「XRJ-83A90J」 約110万円前後
・65型「XRJ-65A90J」 約55万円前後
・55型「XRJ-55A90J」 約38.5万円前後
【A80Jシリーズ】
・77型「XRJ-77A80J」 約66万円前後
・65型「XRJ-65A80J」 約47.3万円前後
・55型「XRJ-55A80J」 約30.8万円前後

83型「XRJ-83A90J」

“脳のように処理する”ブラビアXR有機EL。PS5の4K120p対応

【4K液晶】
【X95Jシリーズ】
・85型「XRJ-85X95J」 約60.5万円前後
・75型「XRJ-75X95J」 約47.3万円前後
・65型「XRJ-65X95J」 約35.2万円前後 7月31日発売
【X90Jシリーズ】
・75型「XRJ-75X90J」 約38.5万円前後
・65型「XRJ-65X90J」 約29.7万円前後
・55型「XRJ-55X90J」 約26.4万円前後
・50型「XRJ-50X90J」 約20.9万円前後

85型「XRJ-85X95J」

ソニー、XRプロセッサで“絵も音も進化”液晶ブラビア「X95/X90J」

【4K液晶】
【X85Jシリーズ】
・75型「KJ-75X85J」 約33万円前後
・65型「KJ-65X85J」 約25.3万円前後
・55型「KJ-55X85J」 約19.8万円前後
・50型「KJ-50X85J」 約17.6万円前後
・43型「KJ-43X85J」 約16.5万円前後
【X80Jシリーズ】
・65型「KJ-65X80J」 約15.4万円前後
・55型「KJ-55X80J」 約12.1万円前後
・50型「KJ-50X80J」 約10.5万円前後
・43型「KJ-43X80J」 約9.2万円前後

65型「KJ-65X85J」

ソニー、PS5の4K120pに対応する液晶ブラビア「X85J」

6シリーズの中で、認知特性プロセッサー「XR」を搭載するのが「A90J」「A80J」「X95J」「X90J」。「X85J」「X80J」は標準グレードのHDR X1を採用。エントリーのX80Jのみ、60Hz駆動の等倍モデル。

有機EL「A90J」「A80J」の違いは、「XR OLEDコントラスト プロ」の有無。A90Jには独自の放熱用アルミシートがパネルに追加することで、パネル性能を向上。発光性能を高め、高輝度化を実現している。

液晶「X95J」「X90J」の違いは、独自の高視野角技術「X-Wide Angle」と、反射抑制技術「X-Anti Reflection」(65型除く)の有無と、スピーカーシステム。

全6シリーズでHDMI2.1を搭載。X80J以外は全て4K120p入力、ALLM、VRR(後日アップデート)をサポート。X80JはeARCのみ対応する。また全モデルで4K/2Kチューナーを3基搭載。外付けUSB HDDを用意すれば、4K放送も2K放送も、2番組同時裏録が行なえる。

OSはGoogle TVで、Apple TVアプリに対応。XRプロセッサ搭載機種のみ、ソニー独自の動画配信サービス「BRAVIA CORE」が利用できる。

パナソニック・ビエラ:オートAI画質/音質初搭載。4K120p対応

パナソニック・ビエラの'21年モデルは、4K有機EL「JZ2000」「JZ1000」、4K液晶「JX950」「JX900」「JX850」「JX750」の全6シリーズ・17機種。サイズ展開と店頭予想価格は下記の通り。

【4K有機EL】
【JZ2000シリーズ】
・65型「TH-65JZ2000」 約55万円前後
・55型「TH-55JZ2000」 約39万円前後
【JZ1000シリーズ】
・65型「TH-65JZ1000」 約48万円前後
・55型「TH-55JZ1000」 約31万円前後
・48型「TH-48JZ1000」 約25万円前後

65型「TH-65JZ2000」

ビエラ最高峰の高コントラスト4K有機EL「JZ2000」。7.1ch/125Wスピーカー

パナソニック、独自構造パネルの4K有機EL「JZ1000」。ビエラ初の48型も

【4K液晶】
【JX950シリーズ】
・75型「TH-75JX950」 約42万円前後
・65型「TH-55JX950」 約35万円前後
・55型「TH-65JX950」 約27万円前後

75型「TH-75JX950」

パナソニック、AIで画音を自動調整するハイエンド4Kビエラ「JX950」

4K液晶ビエラ「JX950/JX900」に75型追加。VRRとAMD FreeSync対応

【4K液晶】
【JX900シリーズ】
・75型「TH-75JX900」 未定 今秋発売
・65型「TH-65JX900」 約29万円前後
・55型「TH-55JX900」 約20万円前後
【JX850シリーズ】
・49型「TH-49JX850」 約18万円前後
・43型「TH-43JX850」 未定 今夏発売

65型「TH-65JX900」

業界初の“4Kダブル録画”対応ビエラ。オートAI画質や4K120pも

【4K液晶】
【JX750シリーズ】
・65型「TH-65JX750」 約19万円前後
・58型「TH-58JX750」 約14万円前後
・50型「TH-50JX750」 約11万円前後
・40型「TH-40JX750」 約9.9万円前後

65型「TH-65JX750」

4Kチューナ搭載の入門ビエラ「JX750」。上位機と同じ映像回路で高画質化

6シリーズの全てに、オートAI画質を搭載。フラッグシップの「JZ2000」「JX950」のみ、オートAI音質を備える。高画質回路は有機ELモデルが「ヘキサクロマドライブプラス」、液晶モデルが「ヘキサクロマドライブ」を採用。エントリーのJX750のみ、60Hz駆動の等倍モデル。

有機EL「JZ2000」「JZ1000」共に、独自構造の「ハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載するが、JZ2000には特殊構造を施し、輝度性能をアップさせている。JZ2000は、Technicsチューンドの高性能なサウンドも特徴。背面のイネーブルド、サイドスピーカーを加えた総合出力125Wの7.1chスピーカーシステムを備える。

フラッグシップ液晶「JX950」は、高輝度仕様のプレミアム液晶ディスプレイと、イネーブルドスピーカーを搭載。「JX900」「JX850」の違いはサイズとスタンド。エントリーの「JX750」はパネル性能ほか、チューナー数や一部機能(Dolby Atmosなど)が削減されている。

全6シリーズでHDMI2.1を搭載。JX750以外は全て4K120p入力、ALLM、eARCをサポート。VRRは、JZ2000、JZ1000、75型のJX950とJX900、43型のJX850のみ搭載する。

JX750を除いた全モデルに、4Kチューナーを2基搭載し、4K放送の2番組同時録画を実現。独自の転倒防止スタンドも採用する。なおスタンド部のスイーベル対応は、JZ2000、65型・55型のJZ1000とJX950。

TVS REGZA・レグザ:進化し続ける画質調整機能搭載。HDMI2.1対応Android TVも

TVS REGZAの'21年モデルは、4K有機EL「X9400S」「X8900K」、4K液晶「Z740XS」「Z760K」の全4シリーズ・13機種。サイズ展開と店頭予想価格は下記の通り。

【4K有機EL】
【X9400Sシリーズ】
・65型「65X9400S」 52万円前後
・55型「55X9400S」 36.5万円前後
・48型「48X9400S」 26.5万円前後

「X9400S」シリーズ

レグザ、“自然で美しい人肌”のフラッグシップ4K有機EL「X9400S」

【4K有機EL】
【X8900Kシリーズ】
・65型「65X8900K」 44万円前後
・55型「55X8900K」 28.6万円前後
・48型「48X8900K」 23.1万円前後

「X8900K」シリーズ

“新世代レグザ”誕生、4K120p/Android TV「X8900K」。ZR1エンジン

【4K液晶】
【Z740XSシリーズ】
65型「65Z740XS」 28万円前後
55型「55Z740XS」 21万円前後
50型「50Z740XS」 20.9万円前後

65型「65Z740XS」

東芝、美肌にこだわった最上位4K液晶レグザ「Z740XS」。15周年第一弾

【4K液晶】
【Z670Kシリーズ】
・65型「65Z670K」 27.5万円前後
・55型「55Z670K」 20.9万円前後
・50型「50Z670K」 18.7万円前後
・43型「43Z670K」 16.5万円前後

65型「65Z670K」

レグザ、新エンジン搭載の4K液晶「Z670K」。ゲームも最適表示

詳細ジャンルやコンテンツごとの画質特性をクラウドから取得し、視聴中のコンテンツに適切なパラメーターを用いて高画質処理を行ない、高精細でリアルな高画質を実現する独自の「クラウドAI高画質テクノロジー」が特徴。健康的で自然な質感の人肌を再現する「ナチュラル美肌トーン」も全機種で採用している。

4K有機EL「X8900K」と4K液晶「Z670K」には、新エンジンの「ZR I」と、レグザ初のAndroid TV OSを搭載。HDMI2.1にも対応しており、4K120p入力、VRR(アップデート対応)、ALLM、eARCもサポートする。

4Kチューナーを2基搭載し、4K放送の裏番組録画が可能。「X9400S」「Z740XS」は、地デジ6チャンネルが丸ごと録画できるタイムシフトマシン機能を搭載する。

HDR規格は、HDR10、HDR10+(Adaptive)、HLG、Dolby Visionをサポート。Dolby AtmosはX8900KとZ670Kが対応。またZ670Kはスイーベル機構になっている。

LG:次世代有機ELからミニLED液晶まで展開。トレンド機能も網羅

LGエレクトロニクス・ジャパンの'21年モデルは、4K有機EL「G1」「C1」「A1」、8K液晶「QNED99」、4K液晶「QNED90」「NANO90」「NANO85」「NANO76」「UP8000」の全9シリーズ・28機種。サイズ展開と店頭予想価格は下記の通り。

【4K有機EL】
【G1シリーズ】
・65型「OLED 65G1PJA」 48万円前後
・55型「OLED 55G1PJA」 35万円前後

65型「OLED 65G1PJA」

次世代パネル“LG OLED evo”の最上位4Kテレビ「G1」。壁ピタ設置も

【4K有機EL】
【C1シリーズ】
・83型「OLED 83C1PJA」 110万円前後
・77型「OLED 77C1PJB」 66万円前後
・65型「OLED 65C1PJB」 43万円前後
・55型「OLED 55C1PJB」 29万円前後
・48型「OLED 48C1PJB」 25万円前後
【A1シリーズ】
・77型「OLED 77A1PJA」 62万円前後
・55型「OLED 55A1PJA」 25万円前後
・48型「OLED 48A1PJA」 22万円前後

77型「OLED 77C1PJB」

LG、AIエンジン/4K120p対応の有機ELテレビ「C1」。48型22万円A1も

【8K液晶】
【QNED99シリーズ】
・86型「86QNED99JPA」 121万円前後 8月発売

【4K液晶】
【QNED90シリーズ】
・86型「86QNED90JPA」 72万円前後 8月発売
・75型「75QNED90JPA」 55万円前後
・65型「65QNED90JPA」 44万円前後 9月発売

86型「86QNED99JPA」

LG、ミニLED×量子ドット搭載のフラッグシップ液晶「QNED99/90」

【4K液晶】
【NANO90シリーズ】
86型「86NANO90JPA」 50万円前後
75型「75NANO90JPA」 35万円前後
65型「65NANO90JPA」 27万円前後
55型「55NANO90JPA」 21万円前後
【NANO85シリーズ】
50型「50NANO85JPA」 17万円前後
【NANO76シリーズ】
75型「75NANO76JPA」 26万円前後
65型「65NANO76JPA」 19万円前後
55型「55NANO76JPA」 16万円前後
50型「50NANO76JPA」 14万円前後
43型「43NANO76JPA」 13万円前後
【UP8000シリーズ】
65型「65UP8000PJB」 18万円前後
55型「55UP8000PJB」 15万円前後
50型「50UP8000PJB」 14万円前後
43型「43UP8000PJB」 11万円前後

65型「65NANO90JPA」

HDMI2.1対応のLG 4K液晶テレビ「NANO90/85」。50型17万円

4K有機EL「G1」「C1」、8K液晶「QNED99」、4K液晶「QNED90」「NANO90」「NANO85」に第4世代の高機能AIプロセッサーを搭載。視聴している映像ジャンルに加え、新たにシーン毎に自動認識できるようになり、それぞれのシーンに合う設定を自動適用できるようになった。またゲームの種類に合わせて映像と音をカスタマイズできる専用メニュー「ゲームオプティマイザ」も新搭載した。

有機ELのG1には、次世代有機ELパネル「LG OLED evo」を採用。新しい発光素材を採用し、赤・緑・青の波長を改善。新レイヤーを付加することで色の再現性と明るさ向上を実現している。

QNED99とQNED90は、ミニLEDバックライトと量子ドットを組み合わせた新パネルを採用。ミニLEDのきめ細かい制御により、従来モデルよりも明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗い表現を可能にした。

全シリーズでHDMIのALLM、eARCをサポート。さらにQNED99は8K60pと4K120p入力、そしてG1、C1、QNED90、NANO90、NANO85は4K120p入力、VRRをサポートする。

G1、C1、QNED99は、4Kチューナーを2基搭載し、4K放送の裏番組録画が可能。独自のWEB OS6.0を搭載し、Apple TVアプリにも対応する。

シャープ・アクオス:新開発エンジン「Medalist」搭載。有機ELもアクオスに

シャープの'21年モデルは、4K有機EL「DS1」「DQ1」、8K液晶「DW1」、4K液晶「DN1」「DN2」「DL1」「DJ1」の全7シリーズ・16機種。サイズ展開と店頭予想価格は下記の通り。

【4K有機EL】
【DS1シリーズ】
・65型「4T-C65DS1」 約49.5万円前後
・55型「4T-C55DS1」 約34.1万円前後
【DQ1シリーズ】
・65型「4T-C65DQ1」 約46.2万円前後
・55型「4T-C55DQ1」 約30.8万円前後

65型「4T-C65DS1」

シャープ、有機ELは「AQUOS OLED」に。独自パネルの「DS1」

【8K液晶】
【DW1シリーズ】
・70型「8T-C70DW1」 約49.5万円前後
・60型「8T-C60DW1」 約38.5万円前後

70型「8T-C70DW1」

シャープ、YouTubeの8K動画再生に対応したAQUOS 8K「DW1」

【4K液晶】
【DN1シリーズ】
・70型「4T-C70DN1」 約31.9万円前後
・65型「4T-C65DN1」 約27.5万円前後
・60型「4T-C60DN1」 約24.2万円前後
・55型「4T-C55DN1」 約19.8万円前後
【DN2シリーズ】
・50型「4T-C50DN2」 約17.1万円前後
・43型「4T-C43DN2」 約14.9万円前後
【DL1シリーズ】
・65型「4T-C65DL1」 約20.9万円前後
・50型「4T-C50DL1」 約14.3万円前後
・43型「4T-C43DL1」 約12.1万円前後
【DL1シリーズ】
・42型「4T-C42DJ1」 約11万円前後

65型「4T-C65DN1」

4K/120Hzに対応した4K液晶AQUOS「DN1」ラインなど

4K有機EL、4K液晶に新開発エンジン「Medalist S2」、8K液晶に「Medalist Z2」を採用。映像フォーマットごとにデバイスに合わせて輝度を最適化する「スマートアクティブコントラスト」機能を新搭載した。

有機ELの「DS1」と「DQ1」とでは、パネル構造が異なり、上位モデルのDS1のみ、独自の放熱構造を備えた高輝度「S-Brightパネル」を採用する。

低反射NーBlackパネルの8K液晶「DW1」は、低反射8K Pure Colorパネル搭載の最上位「CX1」に次ぐシリーズだが、新エンジンの搭載により、YouTubeの8K動画再生に初めて対応。USBからでも8K60p再生できるようになった。

DW1は8K60p、4K120p入力をサポート。またDS1、DQ1、DN1、DN2の4シリーズは4K120p入力に対応。残念ながら、VRRやALLM、eARCは対応しない。

4Kチューナーを2基搭載し、4K放送の裏番組録画が可能。OSは全モデルでAndroid TVを搭載。エントリーDJ1シリーズを除き、スイーベルスタンドを採用する。

阿部邦弘