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Vlogはじめよう! どんなカメラがいい? コンデジから360度まで厳選

ソニー VLOGCAM「ZV-1」

Vlogってなに? どんなカメラが必要?

Vlogは、動画ブログ(Video Blog)の略で、その日の出来事や情報を撮影した動画を投稿すること。投稿する人たちのことを「Vlogger」と呼ぶ。YouTubeはもちろん、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSに投稿する人のことも「Vlogger」に含まれる。

スマホを使えば、動画の撮影からアプリでの編集まで手軽に行なえるが、「激しい動きでもブレずに撮りたい!」「もっとこだわって撮りたい!」「自分の顔を綺麗に映したい!」と言った際には、ジンバルなどといった道具や、こだわりのレンズやマイクが使えるカメラを用意したいところだ。

ここでは各社が「Vlog向け」として発売したカメラや、アクションカメラなどをまとめた。一口に「Vlog向けカメラ」と言っても、デジタルカメラには様々な機種が存在する。そこでVlog撮影時に便利な機能、使いやすい仕様などの項目をもとに、編集部がオススメするモデルをピックアップした。

ピックアップ時に注目したポイントは以下の通り。

  • 「サイズと重さ」
    Vlogではなんといっても、旅やイベントに気軽に持っていける持ち運びしやすさが大事。
  • 「広角」
    自撮りをする際は、自分の顔と周囲の風景を一度に写したいもの。その時に重要なのが広角である事(画面に映る範囲の広さ)。28mm、理想は24mm、360度カメラなど、撮影後に画角を調整できるものもある。レンズ交換式なら多彩なレンズで対応できる。
  • 「顔認識AFや美肌機能」
    自撮りをする際の注目ポイントその2。顔を認識してピントを合わせてくれる機能に加え、肌を綺麗に映してくれる機能を搭載したカメラも。
  • 「手ブレ補正機能」
    歩きながらの撮影では、強力な手ブレ補正機能が欲しい。中にはカメラを振り回しても画面がブレないモデルも。
  • 「マイク」
    内蔵マイクでも高性能かどうか。指向性のほか、野外撮影ではウインドノイズ低減なども重要になる。別途お好みのマイクを接続する際に対応の入力端子があるかどうかも大事なところ。
  • 「スマホ連携」
    スマホと連携して編集やライブ配信などができるかどうか。また、BluetoothやWi-Fiなど連携方法にも注意。

ソニー

VLOGCAM「ZV-1」

シューティンググリップ付きの「VLOGCAM ZV-1G」

Vlog向けの新たなカテゴリ「VLOGCAM」として2020年6月に発売したコンパクトデジタルカメラ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は91,000円前後(税別)。シューティンググリップ(GP-VPT2BT)付きの「VLOGCAM ZV-1G」も用意し、実売は104,000円前後(同)。ブラックに加え、女性にも人気のホワイトを用意する。

主なスペック

・撮像素子:1型
・有効画素数:約2,010万画素
・レンズの焦点距離:24~70mm(35mm判換算、静止画時)
・レンズの明るさ:F1.8~F2.8
・ISO感度:125~12800
・解像度:最大4K/30p。4K/24p対応、フルHDは120pにも対応
・ハイフレームレート撮影:960fps、480fps、240fps
・手ぶれ補正:光学式
・Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)
・Bluetooth:4.1
・スマホ連動:スマホアプリ「Imaging Edge Mobile」
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):液晶モニタ使用時約45分
・入出力端子:マイクロUSB、USB、HDMIマイクロ、マイク端子(3.5mmステレオミニ)、マルチインターフェースシュー
・外径寸法:105.4×44×60mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:294g(バッテリー、メモリーカード含む)

モニター部分はバリアングルで自由度の高い設計。水平方向に176度、回転方向に270度稼働し、自撮りが手軽にできる。

マイクは、前方の音をしっかり補足する指向性の3カプセルマイクを搭載。ウインドノイズ低減機構を備えるほか、ウインドスクリーンも標準で付属する。

リアルタイム瞳AFなどの撮影機能ほか、美肌、ワンタッチで主役が際立つ背景ボケ、商品レビュー用設定などを搭載。商品レビュー用設定はワンボタンで、顔・瞳検出がオフになり、製品レビューをする際、顔の前に持ち上げた製品に素早くピントが合わせられる。

USB接続だけでWebカメラ化が可能(UVC/UACサポート)。PCアプリ「Imaging Edge Webcam」を利用する方法でもWebカメラ化できる。

「VLOGCAM ZV-1」の記事(2020年5月)

「VLOGCAM ZV-1」のレビュー(2020年6月)

サイバーショット「RX100 VII」

RX100 VII

2019年8月に発売したコンパクトデジタルカメラ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は145,000円前後。ミラーレス一眼レベルの秒間20コマの高速連写機能などが特徴。シューティンググリップ「VCT-SGR1」が付属した「シューティンググリップキット」も用意。実売155,000円前後。

主なスペック

・撮像素子:1型
・有効画素数:約2,010万画素
・レンズの焦点距離:24~200mm(35mm判換算、静止画時)
・レンズの明るさ:F2.8~F4.5
・ISO感度:100~12800
・動画解像度:最大4K/30p
・ハイフレームレート撮影:960fps、240fps、120fps
・手ぶれ補正:光学式
・Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)
・Bluetooth:なし
・スマホ連動:スマホアプリ「Imaging Edge Mobile」
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):液晶モニタ使用時約40分
・入出力端子:マイクロUSB、HDMIマイクロ、マイク入力(3.5mmステレオミニ)
・外径寸法:101.6×42.8×58.1mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:302g(バッテリー、メモリーカード含む)

シューティンググリップキットには、「VCT-SGR1」に加え、外部マイクなどのコールドシューアクセサリを装着できるブラケットが付属する。「VCT-SGR1」はグリップとしてではなく、小型三脚として使うこともできる。

動画対応のリアルタイム瞳AFを搭載。4K/30pでの動画撮影では、撮影時に電源が自動で切れる温度が設定でき、「標準」の場合の撮影時間が約5分、「高」で連続5分以上の撮影が可能。手ブレ補正の「アクティブモード」が利用でき、ブレを抑えた4K動画が撮影できる。

スマホアプリ「Movie Edit add-on」に対応し、撮影した動画はスマホ上で手軽に編集できるほか、カメラから取り込んだジャイロ情報を使い、より強力な手ブレ補正をかける事で、ジンバルで撮影したかのような滑らかな映像が作成できる。

サイバーショット「RX100 VII」の記事(2019年7月)

サイバーショット「RX100 VII」のレビュー(2019年8月)

パナソニック

LUMIX「G100」

LUMIX「G100」 トライポッドグリップ「DMW-SHGR1」と組み合わせたところ

Vlog撮影向けのカメラとして、2020年8月に発売したマイクロフォーサーズマウントのミラーレス。ボディ単体での販売はなく、レンズキットとして「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属する「Kキット」が実売97,000円前後、レンズに加えてトライポッドグリップ「DMW-SHGR1」も付属する「Vキット」が102,000円前後。トライポッドグリップ単体でも発売する(実売9,800円前後)。

主なスペック

・撮像素子:4/3型
・有効画素数:約2,030万画素
・ISO感度:200~25600(拡張100)
・動画解像度:最大4K/30p
・手ブレ補正:電子式5軸補正(4K撮影時は4軸)
・Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)
・Bluetooth:4.2(BLE)
・スマホ連動:スマホアプリ「LUMIX Sync」
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):モニター使用時約40分、ファインダー使用時約35分
・入出力端子:micro HDMI、USB-MicroB、マイク入力(3.5mm)
・外径寸法:約115.6×82.5×54.2mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:約345g(バッテリー、メモリーカード含む)

背面モニターはタッチパネル/バリアングルに対応。Vlog用の特徴として、背面のモニターを反転させると、自動でVlogに最適な設定で撮影できる。絞りが自動的に絞られ、自分を含めた背景まではっきりとした映像になるほか、顔・瞳認識AF/AEで撮影者にAFが合焦し続ける。録音モードは自動的にトラッキングモードとなり、撮影者の声をしっかり撮影できる。

また、動画撮影中は、表示される映像に赤い枠が表示され、録画の開始忘れを防止する機能も備える。

内蔵マイクだけで、撮影シーンに合わせて指向性を切り替えながらクリアな音で録音できるNokiaの「OZO Audio」も搭載する。

「LUMIX G100」の記事(2020年7月)

「LUMIX G100」のレビュー(2020年7月)

DJI

「Pocket 2」

2020年10月に発売されたジンバル一体型小型カメラ。本体のみの価格は49,500円。ミニ操作スティック/三脚マウント/広角レンズ/ワイヤレスマイク/Do-It-Allハンドル/マイクロ三脚などがセットになった「DJI Pocket 2 Creatorコンボ」は64,900円。

主なスペック

・撮像素子:1/1.7型
・有効画素数:約6,400万画素
・レンズの焦点距離:20mm(35mm判換算)/視野角93度。広角レンズで110度まで拡大可能
・レンズの明るさ:F1.8
・ISO感度:100~6400
・動画解像度:最大4K/60fps
・手ブレ補正方式(動画):3軸
・Wi-Fi:なし
・Bluetooth:なし
・スマホ連動:DJI Mimo/スマホと接続して、スマホの画面を利用した撮影も可能
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):140分
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:124.7×38.1×30mm(縦×横×厚さ)
・重量:117g

3軸のジンバルが一体化しているので、手ブレを抑えた動画撮影や、パン、チルト、ロール撮影が可能。視野角が110度まで拡大できる広角レンズもオプションで用意される。

本体モニタ下にユニバーサールポートを備え、付属するUSB-C/Lightningアダプタを使ってスマホと接続し、モニターなどに利用できる。ジンバルの操作ができるジョイスティックの取り付けも可能。

本体の4方向にマイクを備えるほか、カメラの向きに応じて音声の方向の調整が可能。指向性も3パターン備える。「Creatorコンボ」にはワイヤレスマイクとウインドスクリーンも付属している。

「DJI Pocket 2」の記事(2020年10月)

「DJI Pocket 2」のレビュー(2020年10月)

OSMO ACTION

「OSMO ACTION」

2019年5月に発売されたアクションカメラ。直販価格は44,820円。前面と背面の両方にディスプレイを備え、自撮りもしやすくなっている。強力な手ブレ補正「RockStead」も搭載。

主なスペック

・撮像素子:1/2.3
・有効画素数:約1,200万画素
・レンズの画角:対角145度
・レンズの明るさ:F2.8
・ISO感度:100~3200
・動画解像度:最大4K/60p
・手ブレ補正方式(動画):RockSteady
・Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth:4.2
・スマホ連動:DJI Mimo
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):1080P/30fpsで最大135分(RockSteady OFF)、4K/60fpsで最大63分(RockSteady ON)
・外径寸法:64×42×35mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:124g

本体に水深11mまでの防水性能を搭載。レンズは、反射を効果的に減らす非球面の3層構造で、直射日光の下でも鮮明な撮影ができるという。

Action OSによるUIと、本体の3つのボタンで柔軟な操作が可能。カスタムモードも備え、頻繁に使用する撮影モードと露出設定を保存/一覧表示/選択できるほか、クイックスイッチ(QS)ボタンを使うと、モードや設定に素早くアクセスできる。

「OSMO ACTION」の記事(2019年5月)

「OSMO ACTION」の記事(撮影動画あり)(2019年5月)

GoPro

HERO9 BLACK

GoPro HERO9 Black

2020年9月に発売されたアクションカメラ。直販54,000円。1年間のGoProサブスクリプションサービス(旧称:GoPro Plus)に登録すると43,000円で購入できる。

主なスペック

・レンズの画角:
[アスペクト比16:9]
SuperView(HyperSmoothオン) 対角138度
広角(HyperSmoothオン) 対角123度
リニア(HyperSmoothオン) 対角95度
狭角(HyperSmoothブースト)対角75度
・動画解像度:最大5K/30p
・手ブレ補正方式(動画):HyperSmooth 3.0
・Wi-Fi:搭載
・Bluetooth:搭載
・スマホ連動:Quik
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):約90分(5K/30fps)、約70分(4K/60fps)、約110分(4K/30fps)
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:71×33.6×55mm(幅×奥行き×高さ/レンズ含む)
・重量:158g(バッテリー込み)

背面モニター(2.27型)に加え、前面にも1.4型モニターを装備し、自撮りがしやすい。レンズの交換が可能で、オプションとして強力な手ぶれ補正を利用できる広角レンズMaxレンズモジュラーを用意する。

Maxレンズモジュラー装着時に利用できるMaxレンズモードでは、GoPro本体を傾けても水平をキープできる機能を備えている。ただし、Maxモードでは画素数は2.7Kまで落ちる。

「GoPro HERO9 BLACK」の記事(2020年9月)

「GoPro HERO9 BLACK」Maxレンズの記事(2020年10月)

「GoPro HERO9 BLACK」のレビュー(2020年10月)

RICOH

「THETA Z1」

THETA Z1

2019年5月に発売された4K全天球動画も撮れる360度カメラ。直販価格は129,250円。ワンショットで360度動画/静止画撮影ができるTHETAシリーズの上位モデル。

主なスペック

・撮像素子:1型
・有効画素数:約2,000万画素
・レンズの明るさ:F2.1/F3.5/F5.6
・ISO感度:80~6400
・動画解像度:最大4K/29.97fps
・Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、IEEE802.11 b/g/n(2.4GHzのみ)
・Bluetooth:4.2
・スマホ連動:基本アプリ RICOH THETA、編集アプリ THETA+
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):約60分
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:48×29.7×132.5mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:約182g

撮影したデータは、YouTubeの360度動画のほか、対応のSNSへそのままアップしたり、RICOHの「theta360.com」にアップロードしてリンクを共有することで、フォロワーなどの他の人もVRのような感覚で360度の動画/静止画を楽しめる。

「THETA Z1」の記事(2019年2月)

「THETA Z1」のレビュー(2019年5月)

「THETA SC2」

「THETA SC2」

2019年12月に発売された、4K解像度で撮影できる360度カメラ「THETA」シリーズのエントリーモデル。直販価格は36,800円。カラーはピンク、ブルー、ベージュ、ホワイトの4色で、ツヤ感を持たせた“ネイルカラー”の採用も特徴。

主なスペック

・撮像素子:1/2.3型
・有効画素数:約1,200万画素
・レンズの明るさ:F2
・ISO感度:64~6400
・動画解像度:最大4K/30p
・Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n(2.4GHzのみ)
・Bluetooth:4.2
・スマホ連動:基本アプリ RICOH THETA、編集アプリ THETA+
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):約60分
・入出力端子:マイクロUSB
・外径寸法:45.2×22.9×130.6mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:約104g

人物の顔を認識し、美肌に見せる顔モード、夜間でも低ノイズで撮影可能な夜景モードなど、難しい設定をしなくてもシーンに合わせて使える撮影モードを搭載している。動画/静止画の共有は上記のTHETA Z1と同様。

「THETA SC2」の記事(2019年11月)

Insta360

「ONE R」

「Insta360 ONE R」左から1インチ広角モジュールを取り付けたところ、右は360度カメラモジュールの装着イメージ

交換可能なモジュール構造が特徴のアクションカメラ。カメラ部分を別のモジュールに交換する事で、360度デュアルレンズモジュールや4K広角モジュール、1インチセンサーが利用できる。価格は4K版が39,600円、360度版が55,000円、360度+4K広角セットのツイン版が59,400円、1インチ版が68,200円。

主なスペック

・レンズの焦点距離(35mm判換算):14.4mm(1インチ)/7.2mm(360度)/16.4mm(4K広角)
・レンズの明るさ:F3.2(1インチ)/F2(360度)/F2.8(4K広角)
・ISO感度:100~3200
・動画解像度:最大(1インチ)/最大(360度)/最大(4K広角)
・手ブレ補正方式(動画):6軸ジャイロスコープ(1インチ/4K広角)
・Wi-Fi:搭載
・Bluetooth:4.0
・スマホ連動:Insta360アプリ
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):65分(1インチ)/70分(360度/4K広角)
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:78.7×47.2×53.8mm(幅×奥行き×高さ/1インチ)、72×43×48mm(同/360度)、72×32.4×48mm(同/4K広角)
・重量:158.2g(1インチ)/130.5g(360度)/121g(4K広角)

モジュールの交換で様々なカメラに変身するのが特徴。ディスプレイを備えたコアモジュールの取り付け向きを逆にする事で、ディスプレイを見ながら自撮りしやすくできるなど、使い勝手のカスタマイズもできる。

バッテリーモジュールを、容量2倍の別売りバッテリーと交換して長時間の撮影に対応したり、2つのカメラを横に配置してステレオ映像の撮影をしたりといったカスタマイズも可能。ケースなしでIPX8防水対応なほか、最大水深60mまで対応できる潜水ケースもオプションで用意する。

「Insta360 ONE R」の記事(2020年1月)

「Insta360 ONE R」のレビュー(2020年1月)

「Insta360 ONE R 1インチ版」のレビュー(2020年4月)

「ONE X2」

「Insta360 ONE X2」

IPX8防水対応の360度カメラ。実売55,000円前後。丸形のタッチパネルを備え、撮影モードやプレビューといった操作が手軽に行なえる。片方のレンズだけを使った広角な撮影もできる。

主なスペック

・レンズの焦点距離:7.2mm(35mm判換算)
・レンズの明るさ:F2
・ISO感度:100~3,200
・動画解像度:最大5K/30fps
・手ブレ補正方式(動画):6軸ジャイロスコープ
・Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth:4.2
・スマホ連動:Insta360アプリ
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):80分
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:113×46.2×29.8mm(幅×奥行き×高さ)(本体のみ)
・重量:149g

360度撮影のほかに、搭載しているレンズのうち片方だけを使って、360度ではない広角な動画や静止画を撮影できる「ステディカムモード」(最大2,560×1,440ドット/50fps)や、対角270度のパノラマ撮影ができる「Insta Pano」モード(解像度は4,320×1,440ドット)も搭載。

専用アプリでは、撮影時にオプションで用意された自撮り棒を利用することで、自撮り棒が消えてドローン空撮の様に見せる機能や、360度撮影後にベストアングルを選べるリフレーム機能、さまざまなテンプレートを使ったAI自動編集などが利用できる。

「Insta360 ONE X2」の記事(2020年10月)

「GO 2」

「Insta360 GO 2」

3月中旬に発売する親指と同じくらいのサイズの超小型カメラ。実売36,300円。リモコン付きで三脚としても使える充電ケースとセットになっている。27gと軽量で、ケースなどに入れなくても防水対応。

主なスペック

・有効画素数:11.24mm(35mm判換算)
・レンズの画角:120度
・レンズの明るさ:F2.2
・ISO感度:100~3200
・動画解像度:最大2560x1440/50fps(FlowState使用時)
・手ブレ補正:FlowState (6軸ジャイロスコープ)
・Wi-Fi:なし
・Bluetooth:5.0
・スマホ連動:Insta360 GOアプリ
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):20分(本体のみ+FlowState使用時)、110分(充電ケース装着+FlowState使用時)
・マイク:(ケース使用時に利用可能)
・入出力端子:USB-C
・外径寸法:本体52.9×20.7×23.6mm(幅×奥行き×高さ)、充電ケース68.1×26.6×48.54mm(同)
・重量:本体26.5g、充電ケース63.5g

マウント用のアクセサリーとして、磁石がついたペンダントを同梱。本体の背面にも磁石が入っているため、ペンダントを服の下に装着する事で、服の上にInsta360 GO 2を固定できる。帽子やヘッドバンドなどに取り付けられる簡易クリップも同梱。本体が防水仕様のため、気軽に持ち出して撮影できるとしている。

「Insta360 GO 2」の記事(2021年3月)

「Insta360 GO 2」のレビュー(2021年3月)

手軽さよりも品質にこだわるならフルサイズ機も

より良い画質での撮影や、好みのレンズや周辺機器を使いたい、カメラ自体をカスタマイズしたいと思うのであれば、高価になってしまうが、本格的なフルサイズ一眼の購入も視野に入ってくる。フルサイズ機の中でも小型軽量なミラーレス一眼2種をピックアップした。

SONY「α7C」

「α7C」標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」と組み合わせ例

2020年10月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ。APS-C機「α6000シリーズ」とほぼ同等のボディサイズにフルサイズ機「α7 III」に勝る性能と機能を搭載しているのが特徴。レンズマウントはEマウント。ボディのみで実売21万円前後。標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」を同梱したレンズキット(ILCE-7CL)は実売24万円前後。カラーはブラック、シルバーを用意する。

主なスペック

・撮像素子:35mmフルサイズ
・有効画素数:約2,420万画素
・ISO感度:100~51200(拡張時50~204800)
・動画解像度:最大4K/30p
・フレームレート:1fps、2fps、4fps、8fps、15fps、30fps、60fps、120fps
・手ブレ補正:5軸補正
・Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
・Bluetooth:4.1(2.4GHz)
・スマホ連動:スマホアプリ「Imaging Edge Mobile」
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):
・入出力端子:USB-C、マルチインターフェースシュー、マイク入力(3.5mmステレオミニ)、3.5mmステレオミニ出力
・マイク:ステレオマイク
・外径寸法:124×59.7×71.1mm(幅×奥行き×高さ)
・重量:509g(バッテリー、メモリーカード含む)

「α7C」の記事(2020年9月)

「α7C」のレビュー(2020年10月)

SIGMA「fp」

「SIGMA fp」

2019年10月に発売された、世界最小・最軽量のフルサイズミラーレスカメラ。ボディ単体で実売22万円前後。レンズマウントはLマウント。多彩な交換レンズやアクセサリを自由に取り付ける事で、様々な撮影に対応できるのが特徴。

主なスペック

・撮像素子:35mmフルサイズ
・有効画素数:約2,460万画素
・ISO感度:100~25600
・動画解像度:最大4K/30p、フルHD/120p
・手ブレ補正方式(動画):電子式手ブレ補正(EIS)
・フォーマット(動画):CinemaDNG(8/10/12bit)、MOV(MPEG-4 AVC/H.264/ALL-I/GOP)
・Wi-Fi:なし
・Bluetooth:なし
・スマホ連動:なし
・バッテリー駆動時間(実動画撮影):約70分
・入出力端子:USB-C、HDMI-micro、マイク入力(3.5mmステレオミニ)、ホットシュー
・外径寸法:112.6×45.3×69.9mm(幅×奥行き×高さ)(本体のみ)
・重量:422g(SDカード、バッテリー含む)

「SIGMA fp」の記事(2019年10月)

「SIGMA fp」のレビュー(2019年11月)

Webカメラ化アプリ

カメラメーカー各社は、PCとUSBなどで接続するだけで一眼レフやミラーレスなどでもWebカメラとして利用できるソフトを展開している。自分の持っているカメラをPCと接続して、配信や録画ができるほか、リモート会議などでも利用できる。

キヤノン「EOS Webcam Utility」

概要&ダウンロードURL:https://cweb.canon.jp/eos/software/ewu.html

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。対応機種はリンク先を参照のこと。

ニコン「Webcam Utility」

ダウンロードURL:https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/548/Webcam_Utility.html

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。

ソニー

概要&ダウンロードURL:https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/webcam/ja/download/

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。動作確認機種欄に自分の持っている機種があれば、それを選択することでダウンロードできる。

パナソニック

概要&ダウンロードURL:https://av.jpn.support.panasonic.com/support/software/lumix_webcam/download/lumix_webcam.html

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。対応機種はリンク先を参照のこと。

オリンパス

概要&ダウンロードURL:https://dl-support.olympus-imaging.com/webcambeta/jpn/index.html

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。対応機種はリンク先を参照のこと。

富士フイルム

概要&ダウンロードURL:https://fujifilm-x.com/ja-jp/support/download/software/x-webcam/

Windows/Mac用がそれぞれ用意されている。対応機種はリンク先の概要内「対応情報」から確認できる。

GoPro

概要URL:https://community.gopro.com/t5/ja/GoPro-12434-12454-12455-12502-12459-12513-12521-12392-12375/ta-p/788928?profile.language=ja

Windows/Mac用がそれぞれ用意されているが、設定方法が異なる。Windows版は、Facebookを通じてダウンロードする必要があるため、Facebookアカウントが必要。詳細はリンク先を参照のこと。

AV Watch編集部